友人のブログ、まずはこちら。
子供が折に触れて聞かれる質問にこういうものがある。
「将来、何になりたい?」
幼い私は、これが苦痛でたまらなかった。
将来、なりたいものなんて分からなかった。
実際の彼女を知っているだけに「へぇ〜、そうなんだ〜!意外!」と思って読み始め、そして気づいたのが、私はまったく彼女と逆で、子どもの頃はなりたいもののオンパレード。
新聞記者、小説家、画家、漫画家、プロ野球選手の妻、それどころか日本初の女性プロ野球選手、宝塚に入りたい、体操選手、フィギュアスケート選手、歌手、アイドル、学校の先生、音楽評論家、アイスクリーム職人、弁護士、美容師、カフェ経営、銀座のホステス、スポーツ新聞記者、占い師(夢のほんのごく一部です)。これが20代前半までひっきりなしに続いていたのだから、恐ろしい。
私の荒唐無稽な「目標」を、親がそれぞれつぶしにかからないと収拾つかなくなるほど。でも、将来の夢は潰えるどころか、どんどん後から後から出てくる始末。
そして、さらにはっと気がついたのが、私の「目標」「夢」をほんとうに潰したのは誰かということ。30代半ばに税理士として独立開業してから、それまで自由に描けていた未来の絵は、まったくぱたりと止んでしまった。
そう、夢を見ることを潰したのは、他ならぬ自分だったのだ。
「そろそろ、まとまらないと」
「税理士業に、集中しなきゃ」
と思いはじめたら、息が詰まり始めた。急に仕事が面白くなくなった。いや、当時はそれが、仕事に息詰まるきっかけだったとは、その因果関係に気づけなかったのだけど。
そして、また別の友人のブログを読んだ。
子どもたちにも、なにになりたい?と聞くよりも、いま何がしたい?楽しい?どんなことが楽しい?そういう風に聞いてあげると、その先がみつけやすくなります。
私は幸いに、「書く」「話す(講演をする)」という楽しみを見つけ出し、それをきっかけに税理士の仕事も今は楽しくてたまらないが、あのまま硬直化していたら、本当にまずかった…。
ぜひ、みなさんも「目標を決めなきゃ」「目標が見つからない」と焦ったときは、自分の心に問いかけてほしい。「いま何がしたい?楽しい?どんなことが楽しい?」と。最初のブログの著者・琴市しづかさんも
「目標達成タイプでなく、ワクワクタイプでも前進できる」と言っている。
とういわけで、新年、目標を立てようとしても何も出てこないという方は、「いま何がしたい?楽しい?どんなことが楽しい?」を自分自身に問いかけてみよう!
ちなみにこの2人のブログ、とてもオススメですよ!

※私の2冊目の著書です。ありがたいことに、海を渡って韓国でも翻訳出版されました!今年は3冊目の著書を出すべく、準備中です。
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