10日から2泊3日で福岡に行っておりました。その福岡で、心揺さぶられる出来事に遭遇しました。ブログにはあまりエッセー的なことは書かないのですが、ちょっと紹介させてください。
福岡に来て初日の夜、友人と
「アジア系の外国人が、多いね 〜」
と話をしました。見た目は私たちとあまり変わらないけれど、話す言葉は外国語。そういう方が、飲食店にも、移動のバスや地下鉄にも、ホテルにもすごく多く、改めて海外からの観光客パワーを感じました。
そして今日、ホテルの2階でチェックアウトを済ませ、1階へ降りる時のことです。
エレベーターで、2人の若いカップルと乗り合わせました。20代半ばくらいだと思います。 2人の会話で、日本人ではないことがわかりました。
(夫婦かな?恋人かな? )
そして1階に到着し、エレベータのドアが開いた時、そのカップルの男性が、片言の日本語で
「ドーゾ」
と私に、先に降りることを促しました。
私は
「ありがとうございます!」
と言って先に降り、もう一度、お礼を言おうと彼の顔を見たその瞬間です。彼は片言の日本語で、こんな感じのことを言いました。
「ドーゾ、ニホンデ、オボエマシタ。ワタシノ、イチバンノオミヤゲ、ドーゾ。」
こう言われ、私はとっさには意味がわからず 、ぺこりと頭を下げ、近くの駅に向かって歩きながら彼の言葉を反芻し、しばらくして
「あっ!」
と、彼の言った言葉の意味がわかり、その瞬間、喉の奥がカーッと熱くなり、涙がこぼれそうになりました。
彼はきっと、こう言いたかったんだと思います。
「日本で、順番を譲られたり、先に通されたりすることで
『どうぞ』という言葉と、相手を優先することを、おぼえました。
そのことが私にとって、一番の日本のお土産になりました。」
このカップルは、 行く先々で日本の人たちに
「どうぞ」
と言われ、優しくされ 、それに感動し、いたく気に入って、最後に自分たちも、日本流の「ドーゾ」をやってみたくなったんでしょうね。
同時に、おそらくもう二度と会うことは無い、海外の若いカップルに
「どうぞ」と、おもてなしをしてあげた、旅先の人たちに思いを馳せずにはいられませんでした。
私が日本代表で、その人たちに代わって、感謝の気持ちを受け取っちゃったんだ!
その背景を感じ取った瞬間、胸が熱くなるのを止められなかったんです。
私も同じように、これから東京五輪に向けて増えていくであろう海外の方々に、接していかなくちゃ!
そして、日本人の礼儀正しさや謙譲の精神は、実はもっと海外に胸を張ってもいいことなんだと、気づきました。
うーん…これ書いていて、また涙じわ〜ときています。
私も、君たちの「ドーゾ」が、最大の福岡土産になっちゃったよっ!
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