キムラボ〜税理士 きむらあきらこ(木村聡子)のセルフコントロール研究所

「あなたの1日は27時間になる。――「自分だけの3時間」を作る人生・仕事の超整理法」(ダイヤモンド社)著者で税理士の木村聡子(きむら・あきらこ)がお送りする、バーチャルな研究所。時間・行動・お金のセルフコントロールに関する情報を中心にお届けしています!おそらく、日本で一番年間移動距離の長い、旅する税理士でもあります。

このたび、新しいブログを立ち上げました。今後はこちらで更新をしてまいります。
 https://akirako.jp/
引き続きお読みくださるという方は、お手数おかけいたしますが、新ブログをブックマーク、もしくは、リーダーに登録して頂けましたら嬉しいです。こちらのブログ(ライブドアブログ)は更新はしませんが、残しておきます。
ご訪問、ありがとうございました。


kimutax通信 > 読書感想文

こんばんは!時間・行動・お金をセルフコントロールする術を、毎日ブログでお伝えしています。セルフコントロールアドバイザーで税理士の木村聡子(@kimutax)です。  

今日はひさしぶりにじっくり半身浴をしました。そうすると、やはり身体の調子がいいですね。毎日やるといいというのはわかっちゃいるけど、どうしてもやるべきことが立て込んだ時に犠牲になるのが、私の場合は入浴時間です そのかわり睡眠時間は意地でも削りませんけどね。

さて、数日前にこんなエントリーを書きました。カフェで本を読むと、読書がはかどるよ!という内容です。
読書が習慣化しないという方へ。「他人の目」を利用して、時間を制限して、本を読んでみましょう。 : kimutax カフェ(きむカフェ)


もともとこのブログ、自分のカフェラリーの記録も記す目的でしたが、しばらくご無沙汰…。本のレビューもしばらくさぼってました。というわけで今日は久々に、読書感想文とカフェの記録をアップしたいと思います!


(NEWOLDさんで豆乳ラテを飲みながら読みました!)
 
今日読んだ本は、井形慶子さんの最新作「今すぐ会社をやめても困らないお金の管理術」です。


「今すぐ会社をやめても困らないお金の管理術」を選んだ動機


私はこれから「時間・行動・お金をセルフコントロールする」という視点で、コンサルティングやセミナー、執筆をしていけたらと考えています。

そのためにも、購入する本を10としたら、時間術(2):仕事術(2):お金(5):その他(1)くらいの配分で読んでいこうかと。特に、「お金」については、税金や企業まわりのお金のことばかりでなく、個人のお金の管理についても、しっかり勉強しようと考えたのです(自分のためにも)。

そこで今日、本屋さんに足を運んだところ、井形慶子さんの本が目に入りました。

井形慶子さんとは?


井形さんはベストセラーにもなった「古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家」などの著者であり、編集者でもあり、イギリス関連の情報発信で著名な方です。

びっくりしたのはその井形さんが、お金の本を書かれていたことです。お金の専門家でない方が書かれているお金の本はどんなものか。興味をひかれて、思わず購入。 

ただ、読んでわかりました。井形さんは、自分が若い頃の年収が低かった時期のことや、会社経営者となってからの経験を踏まえ、この本を書いています。いわば本書は、井形さんの実学を凝縮した「お金の本」というか、ライフプランニングのしかたの本です。

「今すぐ会社をやめても困らないお金の管理術」章ごとの「なるほど!」


はじめに

→節約ではなく利益を生み出す。そのための管理。これが本書の柱です。(P.10)

序章 10年後、20年後を想像して「人生の設計図」を作る

→早期リタイアすれば55歳から65歳までの10年間は給料も年金も入らないゼロインカムとなりますが、住宅ローンを完済、もしくは圧縮するなどあらかじめ経費を削り、別収入の道を固めておけば、お金に縛られない自由な働き方ができる(P.19)
 

第一章 家庭は小さな会社、いかにお金を「儲ける」か 〜経営感覚編〜

→何万円という高額な保険料を毎月支払うよりも、良質な食品や快眠を促す寝具に使うべき(P.37)

第二章 必要なお金は30か12で割って考えるとうまくいく 〜入門編〜

→私が自宅の1階のすべての窓に防犯のシャッターを取りつけた時、費用は80万円ほどかかりましたが、30年で割ると1年間2.6万円、さらに12カ月で割ると1カ月2200円ほど。これでセキュリティが高まり、安心して夜が過ごせるなら決して高くはありません。(P.46) 

第三章 会社の論理でお金を貯める、大切な5つのポイント 〜実務編〜

→お金がないとぼやく人を見ていると、通帳記帳の習慣がありません。…ATMでお金を引き出した残高だけでは、お金の流れがつかめません。(P.58)

第四章 会社をやめても不安なく生活するためすべきこと 〜生活防衛編〜

→医師、税理士、銀行員、保険担当者、経営コンサルタント、ヘアメイク、弁護士etc.の自分の人生に「必要な人リスト」を作る(P.90)

第五章 親子間でお金の話はタブーどころか必須 〜介護・相続編〜

→「イギリス人は今日を生き、日本人はリタイア後を考える」と言われる通り、イギリス人は自分が稼いだお金は子に残さず、使い切ります。…どちらの選択が自分にとって幸せなのか、遅くとも50代までには考える必要がありそうです。(P.110)

第六章「死ぬ時に一番お金を持っている」では意味がない 〜運用編〜

→私はお金においてかなり保守的な面があり、自分の知らないこと、分からないことには気持ちが動きません。私の周りでは30代後半から株や外貨預金を始めた人もいますが、年じゅう株価の動きを見張っている様子に、自分には無理だとあきらめました。逆に自分が馴染んできたもの、好きなこと、理解できることには積極的です。(P.118)

あとがき

→20代で「貧乏」を経験したおかげで、わずかなお金であっても生活できる知恵、それを元に利益を生む経験を積んでこられたことは幸運でした。(P.154) 

まとめ


会社経営で培った手法を家計にも取り入れる井形さんのやりかたは、きっと一般の方には新鮮で、合理的に思われると思います。

・売上(年収)ではなく利益が大切という考え方
・給与が少ない・給与収入が断たれたときに、どうやってお金を作っていくか
・井形さんの人生設計図(若い時期に立てたものも出ていました)

このあたりが、読み応えありました。
逆に、ここだけに絞って書かれた井形さんの本を読みたい…。

ライフプランや「お金」について、まず、何からどう考えたらいいかわからないという方におすすめしたい。良い入門書です!

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きむカフェとは? 

※昨年12/11に私の2冊目の著書が発売されました!本屋さんなどで見かけましたら、まずはお手にとって頂けるだけでも、とても嬉しいです(^^)


今日のカフェ


今日、本を読んだのは、自宅から徒歩15分ほどの世田谷区弦巻のカフェです。新店開拓!
 


ハンバーガーとパンケーキが売りのようです。こんどは食事もしてみようかな。アルコールも充実しています。



朝は8時から夜は23時までの営業。朝早い営業はこのあたりでは貴重。朝食を食べながら本を読むのもいいかもしれません。


足場板を使っている内装。お店の方が、私に西陽が当らないよう気を使ってくれて、感じよかったです。


パソコンもOKで、仕事や読書をするのにはなかなかの環境ですね。ただ、平日はママ友のたまり場となっているという情報もあり。読書カフェとして利用するなら、朝早くとか土日限定かな…。 

ニューオールド(NEWOLD)



所在地:東京都世田谷区弦巻3-9-11
営業時間:8:00〜23:00     
定休日: 月曜日
電話番号: 03-6413-5100
8:00〜17:30までは店内禁煙(店外に喫煙所有)。17:30以降、カウンター席のみ喫煙可。 

おひとりで / 二人で・打ち合わせ・・・ オールラウンドな用途に対応可
電源あり / なし・・・ 一部座席にあり。パソコンOK
長居可 / しづらい
(長居可としたところでも、他のお客さまのことは気遣ってね♪)
お食事メニューあり / なし・・・ ハンバーガーを中心に充実

※データーはすべて訪問時のものです

この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

木村聡子
年間移動距離日本一(推定)の旅する税理士。ビジネス書作家。バブル崩壊をきっかけに、1993年(27歳)資格取得を決意。フルタイムで働きながら、実務経験ゼロ簿記知識ゼロからスタートし短期間で税理士試験合格。1998年(31歳)税理士登録。2000年(34歳)木村税務会計事務所創設。ブロガー税理士の草分け的存在。資格取得時に身につけた仕事術・時間術を駆使し、セミナー講師や広島カープの応援で日本全国を駆け回る。実務誌ほか執筆実績多数。著書に「注文の多い料理店の消費税対応」(中央経済社)、「あなたの1日は27時間になる。」(ダイヤモンド社)。


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