同じ本でも再読すると、まったくその時々で違った部分が心に響いたり、その本がもたらす効果が変わっていたりします。
今日再読した弥太郎さんの「あたらしいあたりまえ。」、これ、まさにブログ更新をする上での着眼点や心のもちようのヒントがぎっしりでした。
まず、本書のタイトルになってる「あたらしいあたりまえ。」とは何か?それは
仕事と暮らしにおいて、私たちが社会と分かち合うべきことは、自分が発見したり、工夫したり、気がついたりした、あたらしさなのです。(P.5)
で、その「あたらしさ」って、なにか特別なことっていうわけではないのです。仕事や暮らしをしていく上で、色々な方法や心持ちに関心を持ち、探り、「あ、これはこうしたほうがいいかな?」「こういうことなんじゃないかな?」と試行錯誤して取り入れ、自分にとっての「あたらしい」スタンダードを作り上げていくことなのです。それが「あたらしいあたりまえ。」
これって、たまたま今朝目にしたブログの一節に重なります。
だれもが「あたらしいあたりまえ」を日々の行動の中で生み出すきっかけを持っているし、意識すれば「あたらしいあたりまえ」
生み出し続けることができるし、それを「おすそわけ」することができれば、自身に役立つだけでなく周囲の役に立つし、自分の価値と影響力の増大に繋げることができます。
その「 おすそわけ」をするのに、手軽、かつ、伝播力がある媒体がブログなのです。逆に、ブログ更新を課すことで「あたらしいあたりまえ」を作り出そうとする強制力が働く、ともいえます。
ブログを始めようと言う方も、ブログ更新が行き詰まっているという方も、この本で「あたらしいあたりまえ」の作り方(作るために必要なメンタリティ・視線)を学んでみましょう!もちろんブログを書くためだけでなく、価値・ありかた・手法の見直しが習慣化されれば、それは日々の仕事・生活の上で大きな力となるはず!
(↓引用も『ブログ更新』に役立つ部分をピックアップしています)
■ はじめに 〜あたりまえの見つけ方〜
→あたらしいあたりまえを見つけるために必要なことは、自分の仕事と暮らしに深い興味を持つこと、そして、それらを愛情を込めて手入れをすること、どんなことにも勇気を表すことが大切です。(P.6)
■ 第1章 明日を楽しみに。―あたらしいことを、見つける(心の中のテーブル
約束の本当の意味 ほか)
→「商売っ気」とは、自分の得意なことを世の中で機能させることです。(P.57)
■ 第2章 今日もきげんよく。―小さな工夫で、日々の暮らしを楽しくする(水の色と水の味
簡素な手紙 ほか)
→便利さであらゆることを省略した僕たちは、このところ「ふれる」という行為から、どんどん遠ざかっている気がしてならないのです。(P.82)
■ 第3章 昨日にこだわらない。―いらなくなった「思い込み」は、捨てる(いらないものを探す
もので心を満たさない ほか)
→だから僕は、自分にできることは何かを必死で探して、生きていくために必要なことを、一生懸命やりました。(P.141)
■ 第4章 毎日をちょうどよく。―自分のペース、ルール、バランスを見つける(ブレーキの使い方
ゆっくり歩く ほか)
→ちゃんと毎日階段をのぼるようなルールを決め、それを守ってさえいれば、必ず何かしらの結果は出ます。(P.179)
大切なのは、何を見るかではなく、何が見えてくるのかである。 — 205ページ
※ブログランキングに参加しています!
この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)
年間移動距離日本一(推定)の旅する税理士。ビジネス書作家。バブル崩壊をきっかけに、1993年(27歳)資格取得を決意。フルタイムで働きながら、実務経験ゼロ簿記知識ゼロからスタートし短期間で税理士試験合格。1998年(31歳)税理士登録。2000年(34歳)木村税務会計事務所創設。ブロガー税理士の草分け的存在。資格取得時に身につけた仕事術・時間術を駆使し、セミナー講師や広島カープの応援で日本全国を駆け回る。実務誌ほか執筆実績多数。著書に「注文の多い料理店の消費税対応」(中央経済社)、
「あなたの1日は27時間になる。」(ダイヤモンド社)。
コメント