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反常識講座(渡辺淳一)を読みました!〜きむらの憧れの女性のバイブルです!「非」常識じゃなくて「反」常識なのがミソなのだ。
ホリエモンに続いて、昔、食わず嫌いだった人シリーズです。
渡辺惇一さんって言うとどうしても(;゚∀゚) 失楽園のイメージが強い私でしたが…。この本、木村の憧れの女性が「私のバイブル」と仰っていて。それで手に取った本なのでした!
で、この本をきっかけに渡辺惇一さんもよく読むようになりました(*´∀`*)

渡辺惇一さんって言うとどうしても(;゚∀゚) 失楽園のイメージが強い私でしたが…。この本、木村の憧れの女性が「私のバイブル」と仰っていて。それで手に取った本なのでした!
で、この本をきっかけに渡辺惇一さんもよく読むようになりました(*´∀`*)
謙遜や謙譲といった美徳とされているものが、時として自分を殻に閉じ込め成長を阻害し、息苦しさの原因となる。そういうことは、往々にしてあるものです。特に成人し「常識」ある中年以降となってから。
だからこの本のタイトルは「反常識講座」なのです。非常識は、単に知識(常識)を知らないだけのこと。 「反常識」とは、まず常識を疑い、自分の「これでいいのだ」というワクを取払い、あらたにチャレンジをしていくことなのです。
「反常識」で生きていくということは、とりあえず常識の範囲内で行動していれば保護されるベールを脱ぐようなものだからとても大変だけれども、常識を疑い、自分の中の基準を模索して生きていくことを習慣づければ、逆に心地良さそうです(という気分に、エッセーを読んでいるとなれる)。
私も最近「いい年齢(トシ)して、これは恥ずかしいかな」と人の目を気にすることがちょっと増えてきたけれど。もっと地を出していこうかな。人間は墓場まで情熱的に生きたほうが楽しいですよね。
だからこの本のタイトルは「反常識講座」なのです。非常識は、単に知識(常識)を知らないだけのこと。 「反常識」とは、まず常識を疑い、自分の「これでいいのだ」というワクを取払い、あらたにチャレンジをしていくことなのです。
「反常識」で生きていくということは、とりあえず常識の範囲内で行動していれば保護されるベールを脱ぐようなものだからとても大変だけれども、常識を疑い、自分の中の基準を模索して生きていくことを習慣づければ、逆に心地良さそうです(という気分に、エッセーを読んでいるとなれる)。
私も最近「いい年齢(トシ)して、これは恥ずかしいかな」と人の目を気にすることがちょっと増えてきたけれど。もっと地を出していこうかな。人間は墓場まで情熱的に生きたほうが楽しいですよね。
■ 第1章 鈍さこそ才能
→…絶えずまわりの人のことばかり気にして、いつも神経を尖らせて疲れている人もいる。こういう人は、わたしはナイーブでデリケートでといっているけど、それだけでエネルギーをつかい果たし、本当にここ一番というときに、集中力のある仕事はできない。要するに、くよくよからは、なにも生まれないということだね。(P.18)
■ 第2章 腐ったものでも消化しろ
→常に血の巡りをよくして血をきれいに保つためには、まず精神が前向きで明るく楽天的でなければいけない。(P.31)
■ 第3章 住むなら猥雑な都会
→そしてこの東京という大都会のエネルギーは、単に人がたくさんいて、街に大きいビルがあり、たくさん車が走っている、といったことで生まれたものでなく、都会ではなにをやってもわからないという精神の自由度。(P.53)
■ 第4章 遺伝子なんて変えちまえ
→ともかく、かくありたいと願う。(P.65)
■ 第5章 もの知り馬鹿になるな
→(知識と知恵の違い)一つの知識が体験なり実感をとおしてその人の身に沁みたもの。いいかえると血と肉となったものを知恵と呼びたい。(P.74)
■ 第6章 軽率になって恋をしよう
→(恋愛戦争で)勝つためには、まずプライドを捨て、いい意味で軽卒になること。さらにいえば、敗者になることを恐れないしたたかさ。(P.91)
■ 第7章 恋愛で頭をきたえよう
→とにかく、恋をすれば、いままでにない自分を発見し、生み出せるとともに、自分がどういう者であるかということも、よく知ることができる。俺は思っていた以上に身勝手で、自己中心的だったんだとか、優柔不断だとか、かなりの好色だとか、それまで気がつかなかったことに気づいてくる。同時に、自分は意外に優しいとか、献身的だとか、我慢強いとか、いいところにも気がついてくる。このように自分を知るとともに相手への理解も深まり、その結果人間への関心が高まり、人間というものが好きになる。(P.105)
■ 第8章 無知がオリジナリティを生みだす
→物を知りすぎていると、アイデアよりも具体的な方法論だけに傾いてしまう。いいかえると、オリジナリティというのは、むしろ無知でなにものにも汚されていないところからも生まれてくる。(P.126)
■ 第9章 ゴマスリも美徳
→本当は前頭の筆頭ぐらいの力しかないのに関脇になったら、その地位を守るために懸命に稽古をするようになる。この努力が積もり積もると、本物の大きな力になる。(P.145)
■ 第10章 一夫一婦制が崩れるとき
→いずれにせよ、人間関係のあいだで、永遠に残っていくものと、時代とともに移り変わるもの。この両者をはっきり見きわめるとこを忘れないようにしたいものである。(P.173)
■ 第11章 年をとるほど不良になれ
→年をとるにつれて年甲斐のない人になるべきで、それでこそ生きている価値があるというものである。(P.178)ただし断っにておくけど、老人になって不良になるなんて、並の才能じゃできない。それより年をとって、ちんまりおさまるほうが余程楽だ。老いて不良になるためには、ケタ違いな意志と努力が必要なんでね。
ところで、さすが渡辺淳一さん。案の定、
第六章「軽率になって恋をしよう」とか
第七章「恋愛で頭をきたえよう」とか、
男女関係の話になると、すごい・すごいwやっぱり恋愛ネタ(下ネタ)連発です。時には女の視点からはイラッとくる表現も(ー_ー;)
でも、そんな中で、読んでいて、つつーっと涙が流れた個所があったので、そこを最後に引用しておきます。
いうまでもなく、死は人間にとって最大の恐怖だけど、それに辛うじて対抗できるのは、愛だけである。これは医師のころに実感したのだが、死を予感して恐れおののいている人も、愛を与えられれば多少とも心が落ち着き和む。いずれは死を避けられないとしても、愛する人が横にいて手を握ってくれるとか、背中を摩ってくれるだけで、一時的にしても安心して穏やかになる。こういう例をいくつも見ていると、死に唯一対抗できるのは愛しかない。愛こそ、人間が一生かけて求め、探している宝石なのだということが、しみじみわかってくる。
人間は死ぬまで愛を追い求める。たとえ得られなくても、追いかけたいと願うあいだは人間で、それをあきらめたときから人間は人間でなくなってしまう。― 113ページ
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この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

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