キムラボ〜税理士 きむらあきらこ(木村聡子)のセルフコントロール研究所

「あなたの1日は27時間になる。――「自分だけの3時間」を作る人生・仕事の超整理法」(ダイヤモンド社)著者で税理士の木村聡子(きむら・あきらこ)がお送りする、バーチャルな研究所。時間・行動・お金のセルフコントロールに関する情報を中心にお届けしています!おそらく、日本で一番年間移動距離の長い、旅する税理士でもあります。

このたび、新しいブログを立ち上げました。今後はこちらで更新をしてまいります。
 https://akirako.jp/
引き続きお読みくださるという方は、お手数おかけいたしますが、新ブログをブックマーク、もしくは、リーダーに登録して頂けましたら嬉しいです。こちらのブログ(ライブドアブログ)は更新はしませんが、残しておきます。
ご訪問、ありがとうございました。


kimutax通信 > 読書感想文

東京R不動産というユニークな不動産会社の、一風「変わった事業」と「変わった働き方」が紹介されている本です。
自由で、好きなことをして、食べていける。
それは能力があって先見の明がある、一部の人(組織)だけに許されるものなのだろうか?


いや、そうではない。しかし、この一見楽しそうな働き方の裏には、
 
まず、自分の好きや得意を見極め、
その中から社会に必要とされるものを見極め、
さらにその中から、影響力を社会に発揮できるものを見極めなくてはならない。

こうやってやることを絞りに絞り、
しかも確実に稼ぎ(倒れるわけにいかない!)、
そして世間の目や常識と対峙する「覚悟」が必要。

ユニークに楽しく仕事をするためには、ここまでせにゃならんのだ。
つまり「楽しく働く」は、イコール「ラクして働く」では決してないということ!


■ はじめに――幸せな働き方をつくる

→僕らが大事にしていること
 ・やりたいことを仕事にすること
 ・価値観を共有できる仲間と働くこと
 ・きちんと稼ぐこと
 ・どこまでもフェアであること
 ・直感を大事にすること
 ・規模でなく、影響力で成長すること
 ・旅するように生きること
 ・本質的に自由であること


■ 序章 僕らの新しい働き方
・「理想の働き方」は実現できるか?
・僕らはこうして会社を辞めた
・会社でも、独立でもない、中間の働き方
・「楽しさ」と「充実」を追求する

→日本の街や空間を、もっと楽しく、生き生きとしたものに変えていきたい…(略)…それを変えいう社会的なエンジンになりたいと思っている。(P.23)


■ 第1章 東京R不動産の仕事
・不動産のセレクトショップ
・不動産を選ぶ基準は「グッとくるかどうか」
・月20万人が訪れる、たった10人の不動産屋
・物件を探してくれない不動産屋
・東京R不動産はこうして始まった
・妄想できる不動産メディア
・「やりたい」の連鎖による地方展開

→人を身長や所属といった情報だけで判断できないように、不動産も場所や広さ、値段といった情報だけで判断してしまうのも変な話だと思う。(P.31)


■ 第2章 会社員とフリーランスの間
・フリーエージェントという組織
・自由とセルフマネジメント
・「ジャンケン」で決まる仕事
・放任主義とあたたかな目線
・「ベースキャンプ」の重要性
・愛してやまないルーフテラス
・キャラクターを重視する
・アフロ&スーツのトッププレーヤー
・アート、ダンス、そして不動産
・感覚はゆるく、仕事はキチンと
・ナナメ出世とジグザグ出世
・会社と個人の良いとこ取り
・働き方3.0
column「すべては自分次第という納得感」(室田啓介)
column「ダンスも不動産もクリエイション」(松尾尚司)

→感覚はゆるく、仕事はキチンと(P.75)


■ 第3章 良いとこ取りの組織論
・目指すはトータルフットボール
・フリーエージェントの報酬システム
・遠慮は罪である
・二つの目標、「おもしろさ」と「数字」
・モチベーションの源
・求心力をつくるのは「ビジョン」
・自然に生まれる仕組みたち
・意味のないことに意味がある
・兼業のススメ
・経営者も叱られる
・組織に境界はない
・フリーエージェントが新たな会社をつくる
column「自律的な大人たちになる組織の発明」(藤井健之)

→今の時代、一見ツブシが利きそうに見える仕事のほとんどが、20年後には必要なくなる仕事だったりする。そのことはしっかり意識していたい。(P.111)


■ 第4章 ビジネスとおもしろさのマネジメント
・平均なんていらない
・冷静とクレイジーの反復横跳び
・おもしろいコトをマジメにやる
・フツウのものを楽しくする
・規模でなく影響力で成長する
・アンチロジカル主義?
・こだわりのニッチでいこう
・自然体でいい
・会社もフリーエージェントへ
・本当のマトモを追求する
・結局、個人が主役
column「スピンオフした密買東京~さらなるワクワクを求めて」(千葉敬介)

→僕らの仕事には、思い・愛着、想像力や冗談もいっぱい詰まっている一方で、実際にやっている仕事は極めてリアルであり、物件を地道に探し、大家さんや管理会社と交渉し、内見案内を繰り返し、条件交渉をし、調整をし、契約をしていくという地道な仕事の繰り返しである。(P.137)


■ 第5章 やりたい仕事をして生きる
・好きなことを仕事にすべき?
・やれる自由とやらない自由
・ちゃんと稼ぐこと
・僕らの考えるクリエイティブなシゴト
・「いいとも!」と「タモリ倶楽部」
・キャリアからトリップへ
・僕らにとって大事なこと

→本当に自分が得意なことの幅なんて知れているから、やることは絞らないといけない。そこで人よりも秀でた何かをつくらないといけない。秀でるためにはすごくエネルギーもいる。(P.178)


■ おわりに――これからの、東京R不動産の仕事

→社会はどこまでいっても不確定で不安なもののようだ。だとするならば、やりたいことを、やりたい仲間とやった方がいい。(P.198)





朝起きて、 自分のやりたいことをやれる人。 それが成功者だ(ボブ・ディラン) ― 195ページ
 
 
※ブログランキングに参加しています!

この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

木村聡子
年間移動距離日本一(推定)の旅する税理士。ビジネス書作家。バブル崩壊をきっかけに、1993年(27歳)資格取得を決意。フルタイムで働きながら、実務経験ゼロ簿記知識ゼロからスタートし短期間で税理士試験合格。1998年(31歳)税理士登録。2000年(34歳)木村税務会計事務所創設。ブロガー税理士の草分け的存在。資格取得時に身につけた仕事術・時間術を駆使し、セミナー講師や広島カープの応援で日本全国を駆け回る。実務誌ほか執筆実績多数。著書に「注文の多い料理店の消費税対応」(中央経済社)、「あなたの1日は27時間になる。」(ダイヤモンド社)。


コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット