キムラボ〜税理士 きむらあきらこ(木村聡子)のセルフコントロール研究所

「あなたの1日は27時間になる。――「自分だけの3時間」を作る人生・仕事の超整理法」(ダイヤモンド社)著者で税理士の木村聡子(きむら・あきらこ)がお送りする、バーチャルな研究所。時間・行動・お金のセルフコントロールに関する情報を中心にお届けしています!おそらく、日本で一番年間移動距離の長い、旅する税理士でもあります。

このたび、新しいブログを立ち上げました。今後はこちらで更新をしてまいります。
 https://akirako.jp/
引き続きお読みくださるという方は、お手数おかけいたしますが、新ブログをブックマーク、もしくは、リーダーに登録して頂けましたら嬉しいです。こちらのブログ(ライブドアブログ)は更新はしませんが、残しておきます。
ご訪問、ありがとうございました。


kimutax通信 > 読書感想文  kimutax通信 > 広島東洋カープ

野球部を全国の強豪に押し上げただけでなく、新垣渚、馬原孝浩、そして我らがカープの大瀬良大地といったプロでも活躍する投手・野手を輩出した、九州共立大学元野球部監督(現在は名誉監督)・仲里清さんの著書です。



昨年、カープ大瀬良投手が、阪神戦で投打に渡る活躍をし勝利投手となった日、解説者がこう言ったことが印象的でした。

「感性の豊かな投手だ」と。

その意味を考えるに、基本に忠実でキャッチャーのリードを尊重しつつ、試合の流れや空気を読み、投球のテンポや配球について自分の考えを反映させることができる。そういった力が「感性」であると。そして、大投手となるにはこの感性の豊かさが必須だと思うのです。

このような「感性」豊かな投手がどうやって育ったのか。大瀬良投手の大学時代の恩師・仲里監督の著書を読み、その一面がわかった気がしました。

仲里監督は、長期育成プランに基づき、目先に囚われない指導をするだけでなく、登山をさせたり、ヨガをさせたり、芸術に触れさせたりする。こういった教育方針が、九州共立大の強さの秘訣であり、数多くのプロ野球選手を輩出した背景なのでしょう。

本書の中に書かれている仲里監督の育成論は野球だけに留まらないと思うので、ぜひ、管理職や経営者の方もご一読を♪

ちなみに、いろいろなことを野球部の選手たちにやらせてみた中で、特に大瀬良投手は、何でも素直に受け入れて、まずはチャレンジする好奇心の持ち主だったとか。やはりそういう人間が伸びるのですね。

私も好奇心と「とりあえずやってみる」という気持ちを、忘れないようにしよう!



※縁あって仲里監督とお話しする機会があったのですが、もう、その生い立ちから、考え方から、型破りで面白くて、お会いしていて時間を忘れてしまうような方でした。

この本はベースボール・マガジン社から出ているので「有名投手を輩出した指導者」という視点で出版されていますが、「地方からプロ選手を次々生み出すマネージメント手法」という切り口で、ビジネス書を出版したらベストセラーになるのではと…。出版社さーん、編集さーん、仲里監督に取材にいったほうがいいですよ〜!! 

この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

木村聡子
年間移動距離日本一(推定)の旅する税理士。ビジネス書作家。バブル崩壊をきっかけに、1993年(27歳)資格取得を決意。フルタイムで働きながら、実務経験ゼロ簿記知識ゼロからスタートし短期間で税理士試験合格。1998年(31歳)税理士登録。2000年(34歳)木村税務会計事務所創設。ブロガー税理士の草分け的存在。資格取得時に身につけた仕事術・時間術を駆使し、セミナー講師や広島カープの応援で日本全国を駆け回る。実務誌ほか執筆実績多数。著書に「注文の多い料理店の消費税対応」(中央経済社)、「あなたの1日は27時間になる。」(ダイヤモンド社)。


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