キムラボ〜税理士 きむらあきらこ(木村聡子)のセルフコントロール研究所

「あなたの1日は27時間になる。――「自分だけの3時間」を作る人生・仕事の超整理法」(ダイヤモンド社)著者で税理士の木村聡子(きむら・あきらこ)がお送りする、バーチャルな研究所。時間・行動・お金のセルフコントロールに関する情報を中心にお届けしています!おそらく、日本で一番年間移動距離の長い、旅する税理士でもあります。

このたび、新しいブログを立ち上げました。今後はこちらで更新をしてまいります。
 https://akirako.jp/
引き続きお読みくださるという方は、お手数おかけいたしますが、新ブログをブックマーク、もしくは、リーダーに登録して頂けましたら嬉しいです。こちらのブログ(ライブドアブログ)は更新はしませんが、残しておきます。
ご訪問、ありがとうございました。


kimutax通信 > 読書感想文

フィギュアスケーター・鈴木明子さんが「遅咲き」で成功をした秘訣。

10813461_779034828829446_757158646_o

周りにとらわれすぎない。
自分を他と比較しない。
遅すぎるスタートと、諦める必要はない。

「勝つ」ためのヒントが、随所から読み取れます。で、「勝つ」ってなんなんでしょうね?それを考えながら読んでほしいな。


と、同時に、面白いのは、やはりアスリートの内面(修羅)がわかるところ。

高橋慶彦氏と同じく「本番を乗り切るのは事前の練習しかない」と言い切るところや
「おわりに」の

どんな競技であれ世界レベルの戦いに出場するとなったら、用意周到に準備をするのが当たり前で、最初から軽く勝てるなどと考えている人は、選手にもスタッフにもひとりもいません。それでも思いどおりにいかないのがスポーツなのです

というところにアスリートの厳しさを感じる。そうです、だから選手をヤジったりするのはやめましょう!

あと、本を読んでわかったのですが、明子さん、インタビューとか解説とかだと、とても感じの良い方ですが
「うへー、気が強い!!!」
とにかく、ズバズバ正論を仰います。コーチになったら、いいコーチにはなるでしょうが、鬼コーチ間違いなし。(笑)明子さんのキっツ〜イところ探して読むのも、楽しんでください。

10800310_779034772162785_1047555395_o
 

■ はじめに

→足が遅くて悩んでいる人が、ひとりでも本書を読んで、「速くなくてもいいんだ」と気づいてくれたら、こんなにうれしいことはありません。(P.8)

■ 第1章 遠回りという素晴らしい生き方(早熟型と晩成型
乗り越える喜びを知らない早熟型の不幸 ほか)

→世の中には早くできる人もいれば、時間のかかる人もいる、それだけのことであって、できるようになるまでの早さを競っているのでもなければ、どちらが上でどちらが下というわけでもないのです。(P.33)

■ 第2章 好きなことをやりましょう(大事なのは才能より好きかどうか
スケートがいちばん好きだった ほか)

→大事なのは、自分という人間を常に冷静に見つめること、そしてアドバイスのうち必要なものだけをピックアップして、上手に取り込んでいくということです。(P.77)

■ 第3章 壁はこうすれば越えられる(練習は裏切らない
必要な努力の量を見極めるのは難しい ほか)

→トップ選手に共通しているのは、根が素直だということ。(P.108〜)
→では、素直というのはどういうことをいうのでしょうか。
 それは、コーチから何かを言われたら、仮にそれが自分にとって納得できることではなくても、いったん受け入れ、なぜコーチがそう言うのかを考えられる。さらに、言われたとおりにやることを躊躇しないということです。
 そのうえで、何が正しいか自分で答えを出す。(P.110)

■ 第4章 本番で力を発揮するには(練習で120点とれなければ本番で100点は無理
絶好調は危険 ほか)

→本番をより平常心に近い状態で迎えたいなら、とにかくその前に徹底的に練習しておくことです。(P.123)

■ 第5章 私が尊敬する遅咲きの人たち(圧倒的な存在感―市村正親さん
真っ直ぐな人―葛西紀明さん ほか)

→50代だから、もう羽目は外せない。
 冒険や挑戦は若者の特権。
 古澤さんにもcobaさんにも東儀さんにも、そんな意識はいっさいありません。(P.149)

■ おわりに

→どんな競技であれ世界レベルの戦いに出場するとなったら、用意周到に準備をするのが当たり前で、最初から軽く勝てるなどと考えている人は、選手にもスタッフにもひとりもいません。それでも思いどおりにいかないのがスポーツなのです。(P.155)
 
人生全体から見たら、二年や三年の遅れなんて誤差のうちでしょう。つまるところ、それが遠回りかどうか決めるのは自分しかいません。(P.45)

この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

木村聡子
年間移動距離日本一(推定)の旅する税理士。ビジネス書作家。バブル崩壊をきっかけに、1993年(27歳)資格取得を決意。フルタイムで働きながら、実務経験ゼロ簿記知識ゼロからスタートし短期間で税理士試験合格。1998年(31歳)税理士登録。2000年(34歳)木村税務会計事務所創設。ブロガー税理士の草分け的存在。資格取得時に身につけた仕事術・時間術を駆使し、セミナー講師や広島カープの応援で日本全国を駆け回る。実務誌ほか執筆実績多数。著書に「注文の多い料理店の消費税対応」(中央経済社)、「あなたの1日は27時間になる。」(ダイヤモンド社)。


コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット