キムラボ〜税理士 きむらあきらこ(木村聡子)のセルフコントロール研究所

「あなたの1日は27時間になる。――「自分だけの3時間」を作る人生・仕事の超整理法」(ダイヤモンド社)著者で税理士の木村聡子(きむら・あきらこ)がお送りする、バーチャルな研究所。時間・行動・お金のセルフコントロールに関する情報を中心にお届けしています!おそらく、日本で一番年間移動距離の長い、旅する税理士でもあります。

このたび、新しいブログを立ち上げました。今後はこちらで更新をしてまいります。
 https://akirako.jp/
引き続きお読みくださるという方は、お手数おかけいたしますが、新ブログをブックマーク、もしくは、リーダーに登録して頂けましたら嬉しいです。こちらのブログ(ライブドアブログ)は更新はしませんが、残しておきます。
ご訪問、ありがとうございました。


kimutax通信 > 読書感想文

友人から借りて読んだ約10年前(2006年発刊)の本。スポーツ誌Number創刊の1980年以降という制限つきで、プロ野球界の著名人25人がそれぞれのベストゲームを語ってます!



1980年から2005年といえば、税理士試験のため数年間野球と離れていた時期はあったものの、バリバリ青春時代の野球の記憶と重なります。私と同世代のプロ野球ファンの方には、たまらない一冊になるはず。
 

名選手たちが選んだベストゲーム。例えば、イチローは自分の高校時代の試合を選んでいたり(91年7月29日 愛工大名電vs中京)、江夏さんは西武在籍中二軍で干されていたときの練習中の一球を選んでいたり(84年9月18日 西武二軍グラウンド)。

それぞれ「らしいなぁ」というエピソード満載ですが、私にとってはなんといっても西武・秋山幸二が選んだ86年10月27日 日本シリーズ第8戦(西武vs広島)ですねっ ここ、興味深く読みました!

80年代からのカープファンの方ならご記憶も鮮明かと!史上初8戦までもつれた日本シリーズ、秋山に同点ホームランを打たれ、手中にしていた日本一がするりと逃げていった上、その秋山にホームイン時にバック転される屈辱。それ以後あのシーンがトラウマ…というか、私は秋山がトラウマになってしまった!

なので、秋山さんがその後ホークスに行っても、引退してコーチや監督になられても、あまり好きじゃなかった…(笑)

でも、この本を読んでわかった。

あの試合、カープの投手・金石にホームランを打たれ、意気消沈した西武のベンチ。そのムードを日本シリーズのような大舞台の中覆すって、尋常なことではない。劣勢をなんとか打開しなければ…という中、放たれたホームラン。そしてチームを鼓舞するため三塁を回ったところで三塁コーチに「やっていいですか?」と許可をもらい行ったパフォーマンスが、あのバック転だった!

そこで一気にムードが変わり、西武が日本一を勝ち取ったわけですが…。

いつもカープ目線でものごとを考えているので、秋山の立場にたって改めて「できることではないなぁ…」と。世間から叩かれかねない派手なパフォーマンスも、劣勢にあったチームのためだからできたわけで。そこに一瞬感銘しかけたのですが…

今のカープに必要なのは、この秋山のような心意気ではないかと
単なる破天荒さではなく、チーム全体を盛り上げようとする姿勢ではないかと


と、結局最後は、やはりカープ目線になってしまったのでした。





この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

木村聡子
年間移動距離日本一(推定)の旅する税理士。ビジネス書作家。バブル崩壊をきっかけに、1993年(27歳)資格取得を決意。フルタイムで働きながら、実務経験ゼロ簿記知識ゼロからスタートし短期間で税理士試験合格。1998年(31歳)税理士登録。2000年(34歳)木村税務会計事務所創設。ブロガー税理士の草分け的存在。資格取得時に身につけた仕事術・時間術を駆使し、セミナー講師や広島カープの応援で日本全国を駆け回る。実務誌ほか執筆実績多数。著書に「注文の多い料理店の消費税対応」(中央経済社)、「あなたの1日は27時間になる。」(ダイヤモンド社)。


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