キムラボ〜税理士 きむらあきらこ(木村聡子)のセルフコントロール研究所

「あなたの1日は27時間になる。――「自分だけの3時間」を作る人生・仕事の超整理法」(ダイヤモンド社)著者で税理士の木村聡子(きむら・あきらこ)がお送りする、バーチャルな研究所。時間・行動・お金のセルフコントロールに関する情報を中心にお届けしています!おそらく、日本で一番年間移動距離の長い、旅する税理士でもあります。

このたび、新しいブログを立ち上げました。今後はこちらで更新をしてまいります。
 https://akirako.jp/
引き続きお読みくださるという方は、お手数おかけいたしますが、新ブログをブックマーク、もしくは、リーダーに登録して頂けましたら嬉しいです。こちらのブログ(ライブドアブログ)は更新はしませんが、残しておきます。
ご訪問、ありがとうございました。


日刊 > 日々のヒント  経営 > カネ(金)

おはようございます!木村です。
昨夜はカープの試合がなかったので、楽天vs日ハムの試合の最後のほうをテレビ観戦しました。贔屓チームの試合でないと、純粋に野球そのものを楽しめるので、また違った楽しみがあります。特に、浅間くん(日ハム・元横浜高校)と松井くん(楽天・元桐光高校)の、高校時代の因縁対決を心待ちにしていたのですが、浅間くんが途中で下がっていたので実現なりませんでした

さて、今日の暮しの手帖社風「経営のヒント集」は…

2015年5月22日 「粉飾」は自分自身の活動の結果を否定し、会社の生命を奪う行為にほかなりません。


椅子icon



粉飾とは、会社の経営成績や財政状態を事実と変えて表示することを目的として、会計処理(決算処理)を意図的に操作することです。一般に「粉飾」とは会社の状態を良く見せることを言います。

この「粉飾」は、金融機関や株主を騙すことであり、場合によっては経営者の責任を追及されます。

それだけでなく、私は粉飾は麻薬だと思っています。会社経営者が、経費削減等の経営改善努力をすることなくして、棚卸資産を上積みしたり、売上を前倒し計上したりすることにより、一瞬で決算書を黒字にすることに味をしめてしまったが最後、その会社は自浄努力をしなくなります。

したがって、万が一粉飾をしてしまったら、それを機にズルズル会社は転落の道をたどると考えて間違いないです。粉飾は自分自身の活動の結果を否定し、会社の生命を奪う行為にほかなりません。

会計基準を無視し小手先だけで黒字化するのも、今は銀行相手には通用しません。「粉飾」ほど悪ではないですが、会計ルールを無視して「今年は償却費を少なめに計上、来期はいつもどおり償却」・・・こんな決算を繰り返していては、やはり自社のほんとうの姿を見えにくくします。

会計処理や決算は、税務申告のためだけにあるのではありません。自社の強みや弱みを知り、倒れない会社を作るためにあることを、いま一度肝に銘じたいものです。
 


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木村の「経営のヒント集」は、気張った言葉ではなく、自分の実体験や経験にもとづくささやかな経営上の「ヒント」を書き続けていきたいと思っています。今後もどうぞよろしく(^^)

この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

木村聡子
年間移動距離日本一(推定)の旅する税理士。ビジネス書作家。バブル崩壊をきっかけに、1993年(27歳)資格取得を決意。フルタイムで働きながら、実務経験ゼロ簿記知識ゼロからスタートし短期間で税理士試験合格。1998年(31歳)税理士登録。2000年(34歳)木村税務会計事務所創設。ブロガー税理士の草分け的存在。資格取得時に身につけた仕事術・時間術を駆使し、セミナー講師や広島カープの応援で日本全国を駆け回る。実務誌ほか執筆実績多数。著書に「注文の多い料理店の消費税対応」(中央経済社)、「あなたの1日は27時間になる。」(ダイヤモンド社)。


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