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ご訪問、ありがとうございました。
これから始める人のふるさと納税らくらくガイド(叶温)を読みました!
この4月から確定申告不要の給与所得者などは、寄付先5件までであれば、申告手続き不要でふるさと納税※の恩恵を受けることができるようになりました!

※ふるさと納税とは、地方自治体に対して寄付をした場合の優遇税制で、寄付金の支払いと住民税の納税を、置き換える効果があるものです。
改正もあったばかりで旬な「ふるさと納税」について書かれたこの本。
超オススメします!
オススメの理由1
税理士がふるさと納税について書こうとすると、やれ
「住民税は、現在住んでいる住民サービスを受けている自治体に納めることが本来であり、ふるさと納税は住民税の考え方から逸脱している」だとか
「特産品の豪華合戦が、かえって地方自治体に負担になってる」
などと、ついつい租税面から語ってしまいたくなるのですが、この本はまったくそんなことがない!
一般の納税者に寄り添い、一般の納税者の知りたいことだけにフォーカスして書かれているところが素晴らしいです。
オススメの理由2
年収別(200万円〜700万円)かつ、趣味やライフスタイル(お酒好き、海の幸好き、旅行好きなどなど)に合わせて
「こんなところに寄付して、こんな特典をもらっては?」
という提案がなされています。
そして各ポイントごとに
「和菓子が好きな人へのオススメは岐阜県八百津町の栗きんとんです。栗きんとんは、八百津町の緑屋老舗が初めて作ったという説もあり…」
なんてコラムが書いてある!ふつうに読み物としても面白い!
オススメの理由3
「でも、私ら税理士には必要の無い本でしょ?」
と思った同業者の方!
第4章には
「不動産を売却しましたが、寄付金の上限金額は変わりますか?」
「住宅ローン控除を受けている人の場合、ふるさと納税をするメリットはあるのでしょうか?」
なんて、顧問先に質問された時に一瞬「…えっと…」と考えこんでしまいそうなQ&Aが。
それに、顧問先の社長や従業員のふるさと納税に関する質問って、対応しにくいですよね。嘱託範囲外の業務になってフィーは取れないし、ましてや申告不要の制度になってしまったので、申告報酬も取れない(笑)。
だからこそ、顧問先にこの本を買ってプレゼントしてあげたりすると、喜ばれるんじゃないかな♪
ふるさと納税には限度(所得に応じて『これ以上寄付しても減税額は増えません!』という上限)があり、その計算がちょっと面倒なんですが、その計算ソフトも、本書を買えばダウンロードできます。
この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

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