キムラボ〜税理士 きむらあきらこ(木村聡子)のセルフコントロール研究所

「あなたの1日は27時間になる。――「自分だけの3時間」を作る人生・仕事の超整理法」(ダイヤモンド社)著者で税理士の木村聡子(きむら・あきらこ)がお送りする、バーチャルな研究所。時間・行動・お金のセルフコントロールに関する情報を中心にお届けしています!おそらく、日本で一番年間移動距離の長い、旅する税理士でもあります。

このたび、新しいブログを立ち上げました。今後はこちらで更新をしてまいります。
 https://akirako.jp/
引き続きお読みくださるという方は、お手数おかけいたしますが、新ブログをブックマーク、もしくは、リーダーに登録して頂けましたら嬉しいです。こちらのブログ(ライブドアブログ)は更新はしませんが、残しておきます。
ご訪問、ありがとうございました。


日刊 > 日々のヒント

こんばんは!木村です。
今年はあんなことこんなこと仕掛けたいと思っているので、ブログは毎日更新したいと考えていたのですが、先日の連休で旅に出ている間に更新ならず…。「いつでもどこでも遠征中でも仕事ができる環境」を整えるべく昨年から試行錯誤しているのですが、まだまだですね。がんばります!

さて、事務所ウェブサイトトップページで、暮しの手帖社風「経営のヒント集」をつぶやいております。7日ごとに、一週間分の「経営のヒント集」を、このブログで紹介しております。

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というわけで、この一週間のハイライトです。どうぞご覧ください。


2015年1月7日 名刺管理、どのようにしていますか?私は「スキャンしてざっくり管理」しています。
名刺管理、どのようにされていますか?事務員さんにソフトに入力して管理してもらう、名刺管理アプリやソフトを使う、名刺フォルダーに綴って五十音順に管理している…私自身、いろいろ試してきましたが、これらの方法だと、時間も手間もかかります。そこで、今は次の方法に落ち着いています。
 
・スキャンする。

・画像ファイル名を「氏名+組織名+日付」にする(例:木村聡子 木村税務会計事務所 150107.jpg)

・氏名あいうえおごとにDropboxのフォルダーに保存する。

これだけで結局、なんの不便もないことに気づきました。
アプリやソフトを使うとうまく設定すれば、スマートフォンやパソコンのアドレス帳にぜんぶデータが反映されますが、ある日
「年に何百枚、何千枚といただく名刺のうち、ほんとうにやりとりすることになる人はそのうち100枚もない」
ということに気づいたのです。
 
上記の方法で「あ、あの人と連絡とりたい」と思ったとき、検索するのに特に不便を感じたことはありません。
 
管理に要していた時間・費用を、ほんとうに「大切な人」とのやりとりに、費やすようにしましょう。

2015年1月8日 井ノ上陽一さんの「フリーランスのための一生仕事に困らない本」は、価格競争に巻き込まれたくないという経営者の方には、是非読んで頂きたい本です。
税理士の井ノ上陽一さんはブログも面白く、書かれている本もどれもオススメです。
新刊の「フリーランスのための一生仕事に困らない本」(ダイヤモンド社)は、フリーランサーのみならず、中小企業経営者にも是非読んで頂きたいです。自社(自分)の価値の増大に、役立つこと間違いなしです。

私が参考になった部分をひとつお話ししましょう。
 
たとえば税理士のような仕事は、知識の習得に要した費用や時間を「原価」と捉えて顧客に報酬を説明しがちです。が、井ノ上さんの本で、そうではないのだということに気がつきました。
 
つまり、良質な顧客がほんとうに満足するのは、「価格の引き下げ」ではなく「価値」なのです。だから、原価ではなく「あなたにこれだけの価値を提供できるからこの報酬なんです」と説明できるようにならなくてはいけない。

価格の勝負ではなく、価値で勝負する。そしてその価値に反応してくれる顧客「だけ」を掴みましょう。井ノ上さんの本は、そんなことを教えてくれる良書です!
 

2015年1月9日 経営者の仕事は「人」を管理することだと思っていませんか?そうではありません。
あの有名な、株式会社武蔵野の代表取締役小山昇さんは、著書の中でこう仰ってます。
 
“管理職の中には「マネジメントとは人を管理することだ」ととらえている人が多くいます。しかしそれは誤りです。「人の管理」と考えると、自然とその人物を好きか嫌いかで判断・評価してしまうからです。(中略)
 では、管理職は何を管理すべきなのか。仕事です。”

経営者は、「人」を管理するのではなく、「仕事」がルールどおりに・仕組みどおりに行われているか、うまくいかなければどこに問題があるか、うまくいったのならそれを一般化できないか。そういったところに心を砕くべきなのです。

誰もが「人」の上に立てる完ぺきな人間ではありません。だから「人の管理」と考えると、うまくいかない時には「自分に人徳が無いからだ」「自分は経営者(管理職)の器じゃないんだ」という考えに陥ってしまいます。

これからは「仕事」の遂行や進捗の管理をすると考えていきましょう。そうすれば、誰でも「管理者」となることができるはずです。
2015年1月10日 税制改正のニュース(情報)を聞く時は「いつからか」に注意をするようにしましょう。
経済系のニュース、税理士のブログなどでは、年末から年始にかけ、税制改正の情報であふれています。かく言う私も昨日からブログで取り上げ始めました。
 
みなさんがそれらの情報をチェックする際に気を配ってほしいのが、「その改正はいつからか」ということです。というのも、平成27年度税制改正の中には、28年、29年から適用開始というものが多々あります。

むしろ最新の税制改正の情報よりも、経営者の方々には、過去の改正で今年から始まったもの(始まるもの)をいまいちど確認することをおすすめします。
 
☆ 平成27年から影響のある改正の一例
・消費税簡易課税みなし仕入率の変更
・所得税の最高税率の見直し
・相続税関係
 最高税率の見直し、基礎控除の縮減
 小規模宅地等の適用対象面積の拡大
 未成年者控除・障害者控除の拡大
 贈与税の見直し(一部減税)
 相続時精算課税の適用要件の緩和 など
 
※詳しいことは顧問税理士さんに聞いてみてくださいね。

2015年1月11日 (お休みしました)

2015年1月12日 (お休みしました)

2015年1月13日 ビジネスでも年賀状を辞める方がいらっしゃいます。その「うまいなぁ」と思った辞め方をご紹介します。
プライベートの年賀状を、高齢を理由にやめる・虚礼廃止のためにやめるという方がいらっしゃいますが、ビジネスの中でもその流れは確実にあります。その中でも「うまいなあ」という辞め方をされた方の例を二つあげます。
 
一つは年賀状をやめた代わりに、年明けすぐに、有益なレポートをメールで送って下さる方。これだと「めんどうだからやめるんだな」といったマイナスなイメージを相手に与えません。

また、電子メールでのあいさつに変更する代わりに「いままで年賀状に費やしていたコスト相当額を寄付します」という方もいらっしゃいました。これも相手に悪い印象を与えないと思います。

でも、こういった方々は実は、常日頃から頻繁に連絡を下さったりしてマメなんですよね…。年賀状を相手に不快に思われるずに辞めるコツは、もしかすると小手先のテクニックではなく「いかにリアルでのやりとりを大切にしているか」なのかもしれません。



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2014年は途中で挫折してしまったこの「経営のヒント集」。2015年は何はともあれ続けていきたいと思っています。気張った言葉ではなく、自分の実体験や経験にもとづくささやかな経営上の「ヒント」を書き続けていきたいと思っています。どうぞよろしく(^^)

この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

木村聡子
年間移動距離日本一(推定)の旅する税理士。ビジネス書作家。バブル崩壊をきっかけに、1993年(27歳)資格取得を決意。フルタイムで働きながら、実務経験ゼロ簿記知識ゼロからスタートし短期間で税理士試験合格。1998年(31歳)税理士登録。2000年(34歳)木村税務会計事務所創設。ブロガー税理士の草分け的存在。資格取得時に身につけた仕事術・時間術を駆使し、セミナー講師や広島カープの応援で日本全国を駆け回る。実務誌ほか執筆実績多数。著書に「注文の多い料理店の消費税対応」(中央経済社)、「あなたの1日は27時間になる。」(ダイヤモンド社)。


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