どんな内容?どんな方にオススメ?
ご存知のとおり、この4月1日から消費税率が8%にアップします。その一年半後には、消費税率が10%にアップする予定です。
短期間の間に税率が2段階で変わるというのも例をみないことですが、これに経過措置が絡むことで、27年10月以降は5%・8%・10%という3つの税率が平行して存在することに…。プラス、生活必需品に対して導入されるかもしれない軽減税率もこれに加わるかもしれないのです!
このようなことから、実務ではたいへんな混乱が予想されます。そこで
「税率切り替わりの時期、事業者はなにをすべきか?」ということと、こういった特殊な改正であることの注意喚起をするという目的で書いたのが、この本です。
お読み頂きたい方は、
中小企業や個人事業主、特に、小売やサービス業の方です。そのため、税法の本を読みなれていない方でも手に取っていただけるよう、誰もが知っている宮沢賢治の童話「注文の多い料理店」を舞台に、山猫さんたちの会話をとおして消費税税率切り替え時のポイントをつかんでいただけるという、斬新な税法の本となっております。
税理士仲間の方々には多数お買い求め頂いて感謝&恐縮ですが、専門家の方々にはわかりきったことばかり書かれていると思います(汗)。なので、本書はお客様へのプレゼントとか、スタッフの方の教育用にお使い頂ければ…と(^_^;A
この本の出版のきっかけは?
中央経済社の担当者のHさんから昨年の秋
「宮沢賢治は好きですか?」とメールが入りました。なんだろうと疑問に思いながら、
「好きですよ」と答えたら、Hさんが持ってきたのがこの企画、というわけです。
従って、よく、
「この本のタイトル、素晴らしいですね」とか
「童話と税法のコラボなんて、さすがですね」
とお褒めを頂くのですが、これはHさんのアイデアであって、私の発想ではありません(・ω・ ;)もしもこの本が
「日本タイトルだけ大賞」を受賞したら、表彰式には私ではなくHさんに出て頂くつもりです。
ただ、この企画を頂いたときに
「税理士界広しといえども、山猫さんたちに税法を語らせることができるのは、私しかおるまい」
とは思い、お引き受けしました(笑)。
その後、昨年10月〜12月は『なんでこんなことが立て続けに起きるのか…』と絶句するほど、プライベートでもオフィシャルでも色々なことがあり、執筆できるのかどうか不安に思う日々が続きました(今だから言える…)。しかし、そんな時期だからこそ、厄をはらうためにも本を書きたい!そうHさんに泣きついたところ、Hさんの並々ならぬサポートのおかげで本書は世に出ることとなりました。
あらためて、中央経済社のHさんには感謝の意を表します。
注釈の山本守之先生とは?
この本の執筆を引き受けた最大の理由は「注釈が山本守之先生」ということでした。
ここで税理士以外の方に説明しますと、山本守之先生とは、
税法研究のスーパースターのような方で、私は勝手に
「日本三大山本」だと思っております
(ちなみに三大山本とは、山本守之先生、カープの山本浩二、山本五十六です)。
山本守之先生がどれほどスーパーかということがわかるエピソードを。私が税理士試験の受験生のときの話です。法人税法の授業の初日、受験校の講師の先生の名前が「山本勇」だったのですが、その先生が
「僕の親父も税理士です。親父は山本守之です。」
と自己紹介した途端、教室中から「(♀)きゃー」とか「(♂)おおー」と、大歓声があがったほどでした。ちなみにこの山本勇先生の自己紹介「スミマセン、ジョークです」。直後に冷たい視線がイサムちゃんに注がれたのは言うまでもありません…(苦笑)。
このように、税理士なら知らない人はいないという守之先生。私も「守之先生みたいな税理士になれたらいいなぁ…」と、憧れを抱いておりました。そんな先生とお名前を連ねて本が出せるなんて…。これは一生の財産だ!引き受けない手はない!
結果、あがってきた本をみましたら、守之先生のお名前の上に自分の名前があるのが、恐れ多いやら申し訳ないやら…(ー_ー;)
あと、守之先生はおしごとも早かった!これには感銘を受けました。己のいたらなさを反省するばかりです…。
というわけで、ブログ読者限定のインサイドストーリーでした(≧m≦*)
ご購入頂いたみなさまの消費税切り替え時の実務に、少しでもお役に立てれば幸いです!
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