キムラボ 〜 旅する税理士・木村聡子のセルフコントロール研究所

「あなたの1日は27時間になる。――「自分だけの3時間」を作る人生・仕事の超整理法」(ダイヤモンド社)著者で税理士の木村聡子(きむら・あきらこ)がお送りする、バーチャルな研究所。時間・行動・お金のセルフコントロールに関する情報を中心にお届けしています!おそらく、日本で一番年間移動距離の長い、旅する税理士でもあります。

お勧めカテゴリ > 税理士試験合格作戦

何回かに分けて、私が税理士試験官報合格直後に、「私の税理士試験合格作戦 '98年版」(エール出版社)に寄稿した合格体験手記の元原稿をアップいたします。当時の原稿に書ききれなかったことなども、インサイドストーリーとして巻末に書いています。

私の税理士試験合格作戦(1)
私の税理士試験合格作戦(2)




■ 私の科目別勉強法(合格順)

基本的には専門学校の敷いたレールに乗ってやれば大丈夫。ただし合格に一歩でも近づくには自分なりのプラスαもちょっとは必要で、その点をお含み置きの上お読みください。

【簿記論】

1年目不合格だったのは、税理士試験の勉強が初めてだったこともあり、試験範囲が1回転するまで学校の授業について行くのに精一杯で、応用問題を解くのに必要な簿記の全体像を把握する力が欠けていたからです。

この点は2年目に巨視的な視点でもう一度仕訳問題から解き直すことで解消しました。

あと財表の学習を開始したら不思議に簿記の問題がすらすら解けるようになりました。

このように出来るだけ簿記一巡の手続きを意識して基本を大切にすること、あとは財表との平行学習が簿記には効果的だと思います。

ちなみに2年目は学校に通わず、自宅で仕訳問題集と総合問題集を各3回転ずつさせました。簿記は難しい論点にとらわれず、基本重視でスピードと精度を上げる訓練をすれば、充分合格出来る科目だと思います。

【消費税】

1年目は簿記と同じく専門学校に通学しましたが、簿財との掛け持ち受験であまり消費に時間を割きませんでした。

そこで当時本試験で出題される可能性無しと言われていた簡易課税(計算)の手を抜いたら、見事本番で出題され、最終値が合わず不合格という結果でした。

この失敗で得た教訓は範囲が狭いミニ税法は受験生全体が高レベルなので、自分も知らない論点の無いくらいに仕上げれないと、他の受験生に負けるということです。

2年目は大きい改正が無かったので、簿記同様通学はせず専門学校の教材で自習しました。

計算は簡易課税は勿論、国等の特例も抑え、理論は過去既出のものも含め全部暗記。通達にも目を通しました(通達は計算能力向上に役立ちます)。

これだけやっても国税三法よりずっと少ない時間ですむのですから、ミニ税法は手を抜くべきではありません。特に消費税の理論は近年既出の個所からも出題されますからヤマ張り厳禁!です。

【固定資産税】

1年目は計算で最終値が合ったのに不合格でした。あまりのショックでこんな科目一生やりたくない!と1年間固定の勉強を中断してしまった程です。このことからも一言えるように、理論勝負の科目と言えます。

従って1年置いた2回目の時は、専門学校の理論サブノート全型題を早めに回転させ、5月でほぼマスターするようにしました。そうすると直前期に船舶・航空機等の特殊理論も暗記する余裕がでます。

この年運よく特殊理論が出題されたこともあり合格しました。例え特殊理論が出題されなくても、本試験会場で他の受験生には負けないという精神的なゆとりが得られただけでもプラスでした。なお、固定については2回目も専門学校に通学しました。理由は前2科目に比べ改正が激しく、そのような性質の科目は学校の情報に頼った方が間違いないからです。

(続く)



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φ(..)税理士への道、インサイドストーリー

「今日の税理士事務所のぶつぶつ」のファンのみなさん、ごめんなさい。合格体験記連載期間中は「ぶつぶつ」はお休みして、当時の体験記には載せることができなかったインサイドストーリーを書いています。

インサイドストーリー(3)

てなわけで、なんとか税理士受験生活をスタートさせた私でしたが、基本はおおらかなのに、妙なところで厳しいウチの親は、受験にあたって2つの条件をつきつけてきました。

まず一つ目。受験専念など甘えたことは許さない。ぜったいに就職すること。

二つ目は、一年目で合格科目が出なければ、そこで脈なしと判断し、受験を諦めること。

というわけで、まず一つ目の条件をクリアすべく、就職活動です。

就職先が決まるまでやく半年かかり、その間、50か所ほど会計事務所に面接にお伺いしました。しかし、簿記2級の勉強を始めたばかり・実務経験ナシ・「税理士になりたい」という意気込みだけの未知数の人間を雇ってくれるところなぞ、そうそうありません。どこに行ってもまさに「おとといおいで」状態。

中には、面接で所長さんとナンバー2の方が現れて
所長「(ナンバー2の方のほうを指して)この人も相当優秀なんだけど、そういう人でもなかなか合格しない試験なわけ。あなた、ほんとうに大丈夫かなぁ」
などと屈辱的なことを言われたりして…。

もっと、ここには書けないような、酷いことを言われたところもありました(^_^;)

今書いていて気がついたのですが、税理士を目指しはじめたという人でも、この業界に入りたての人でも、私は同業者と思っているし、尊重してつきあいたという気持ちが強いですが、その原点はこの時期に受けた屈辱にあるのかもしれません。

この就職活動中があまりにも苦しかったので、そのせいか、税理士試験の勉強そのもので苦しいと思ったことはあまりありませんでした。そういう意味では、最初のスタート地点で悔しい苦しい思いをしておいて良かったのかもしれません。「早々に税理士になって、私を面接で落とした人をギャフンと言わせたい」とメラメラしましたしね…。まあ、面接で私を落とした人が、その後の私の動向に注視などするわけないのですが(笑)。

というわけで、同じように会計事務所の就職活動で、なかなか採用されず苦しんでいる方へ。

事務所の人事戦略上「まっさらな新人をとりたい」と考える事務所は、数は少ないですが、必ずあります!相思相愛の事務所は必ず現れます。今のありのままの自分を評価し、受け入れてくれるところが、受験期間中に安定して働ける職場だと思います。逆に、面接等で自分を作って背伸びしたり、「こういうところで働きたい」という自分の中での条件を譲歩することは絶対に避けてくださいね。


さて、親が出したもう一つの条件、「一年目で合格科目が出なければ、そこで受験を諦めること」ですが、私の受験歴を見ておわかりのとおり、一年目は「合格科目ゼロ」でした。

もう、ゼロ科目の通知を見て、ギャン泣きです…。官報合格のときよりも、泣きました(たぶん、受験時代に一番激しく泣いたのはこの時)。まあ、親に反対されても未成年ではあるまいし、なんとかして続けるつもりではいましたが。やはり、家族の応援や同意が無いというのは、辛いですからね…。

ところが、ここで親は「受験をやめろ」とはひとことも言わなかったのです。

結果は出なかったけれど、毎日机に向かって勉強をしている姿勢は伝わったんだと思いました。「頑張ってるよね」「人間が変わったよね」と言われたわけではないのに、無言ではありますがきちんと評価してもらえた気がしました。親を日々の姿勢で認めさせることができたのが、合格科目ゼロだったとはいえ、翌年以降の自信につながりました。

でもですよ、今考えると…もしかすると親は、最初から反対するつもりなどなかったのかもしれません。いい気になって慢心しがちな自分の気を引き締めるため、この条件をつきつけたのかなと。そうであれば、親にしてやられたことになりますね(^_^;)

(インサイドストーリーも続く)

(*´ェ`*)今日のカフェ

表参道のあまりにも有名すぎる名店です。

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仕事で近辺にいった帰り道、久々に立ち寄ってみました。

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手回しの焙煎機。お店の中は焼かれた珈琲豆の甘い香りで満ちています。

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↑メニューです(クリックすると拡大します)。
ブレンドは豆の量と水の量の違いで5種類。めんくらったら、素直に自分の好みを伝えるといいと思います。親切に「○番がおすすめ」と教えて下さいます。

メニューのすみっこに「ビール、シェリー、ジン、ウイスキー」!
そしてこの写真だと小さくて見えないのですが「ブラック ルシアン」とある!
酒好きにはたまらない。。。
うー、仕事の合間でなければ、ブラックルシアンのみたかった。。。

このお店にぴったりなのはこんな本かな〜。

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お、いま思いついたけど、カフェと持っていく本をあわせるのって、楽しいかも…(自画自賛)

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この日は、マスターと、もう一人のスタッフの方がいらして
コーヒーを淹れて下さったのはスタッフの方だったのですが
(マスターはひたすら珈琲豆焙煎中…)
お勘定を払うときにマスターが
「ありがとうございます」って声をかけてくれたのですが
その声がですね、もうなんていうか、色気があって、渋くって…
男性の声でゾクっときたのなんていつぶりだろう。
とにかく、ダンディーで、カッコいいです。ここのマスター。

コーヒーの美味しさは格別ですが、この職人らしい礼儀をわきまえた渋みのあるお声を聞きに、また伺いたいです。

大坊珈琲店


より大きな地図で きむカフェで取り上げたカフェ を表示

所在地: 東京都港区南青山3-13-20 2F
営業時間:月〜土 9:00〜20:00、日祝 12:00〜20:00
定休日:無休
電話番号:03-3403-7155
全面喫煙可

おひとりで / 二人で・打ち合わせ・・・椅子席はありますが一人でじっくりコーヒーと向き合いたい
電源あり / なし
長居 / しづらい・・・せかされませんが、基本、コーヒーを楽しむための空間
お食事メニューあり / なし

※データーはすべて訪問時のものです

この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

木村聡子
年間移動距離日本一(推定)の旅する税理士。ビジネス書作家。バブル崩壊をきっかけに、1993年(27歳)資格取得を決意。フルタイムで働きながら、実務経験ゼロ簿記知識ゼロからスタートし短期間で税理士試験合格。1998年(31歳)税理士登録。2000年(34歳)木村税務会計事務所創設。ブロガー税理士の草分け的存在。資格取得時に身につけた仕事術・時間術を駆使し、セミナー講師や広島カープの応援で日本全国を駆け回る。実務誌ほか執筆実績多数。著書に「注文の多い料理店の消費税対応」(中央経済社)、「あなたの1日は27時間になる。」(ダイヤモンド社)。
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