参考にしたのは、次のものです。
（民主）政権政策Manifesto
（自民）自民党選挙公約（案） J - ファイル2012 / 自民党選挙公約
（維新）維新八策 / 骨太2013−2016

以下、そのまとめです。ピンク色の文字は私の補足です。

■デフレ・経済対策

（民主）2013年冒頭に大規模な補正予算を編成。
2012年10月に初めて作成した共同文書にもとづき、政府・日銀一体でデフレ対策を強力に推進し、過度の円高、為替相場の急激な変動に対しては断固たる措置を講じる。

（自民）インフレ目標2％。
金融緩和の実効性を高めるため、日銀法の改正も視野に、政府・日銀の連携強化の仕組みを整える。
公共投資拡大で景気刺激。
縮小均衡ではなく成長を目指す。

（維新）物価上昇率2％。
為替レートに左右されない産業構造。国内サービス産業の拡大。
財政金融一体のマクロ経済政策を実施。
公共工事を拡大するのでなく、日本の競争力を高める徹底した競争政策を実施。

■雇用対策

（民主）2020年までに、グリーン（環境・エネルギー）、ライフ（医療・介護）などの成長分野を育て400万人以上の新たな雇用を創出。

（自民）（雇用対策について具体的な政策を明言していないような…見落とし？）

（維新）労働市場を流動化させる。
非正規・正規の公平性、解雇規制の緩和、最低賃金制の廃止（給付付税額控除など負の所得税の考え方で一定の所得保障）。
高齢者・女性労働力の活用（高齢者雇用率、女性雇用率を設定→ペナルティよりも減税などのインセンティブで誘導）。
再雇用の義務化よりも高齢者雇用率の設定。

■成長産業

（民主）太陽光、風力などの再生可能エネルギー、医療・介護、農林水産業など、地域の仕事に結びつきやすい分野で新産業の発展を強力に後押し。
農林水産業については、加工や小売などと組み合わせて付加価値を高める「6次産業化」を支援。
観光資源を活用した地域おこし。

（自民）海外投資収益の国内還元を日本の成長に結びつける。
コア技術への集中投資。

（維新）農業の成長産業化・医療・福祉の成長産業化・保育の成長産業化。

■経済成長目標

（民主）2020年度までの平均で、名目成長率で3%程度、実質成長率で2%程度の経済成長をめざす。

（自民）名目3%以上の経済成長を達成。

（維新）名目成長率3%以上を目指す。

■中小企業支援

（民主）2013年3月に金融円滑化法が切れた後も、万全の体制で中小企業の資金繰りを支援。
中小企業支援税制（事業承継税制、雇用促進税制等）を強化・改善。
政府系金融機関の中小企業に対する融資について、個人保証を撤廃。
連帯保証人制度について、廃止を含め、あり方を検討。

（自民）専門家との相談体制の強化。
創業企業への税制上の支援措置や事業承継税制の適用要件の緩和。
事業主報酬制度など中小企業関係税制の充実・強化。
海外進出支援。
中小企業基本法を改正、小規模企業などに特化した支援が着実に実行されるよう「小規模企業基本法」を制定。
「緊急保証」、「セーフティーネット貸付」などを大幅に充実・強化。
中小企業金融円滑化法の施行期限が到来する来年度以降も金融支援と経営支援を一体的に実施。

（維新）雇用調整助成金制度及び中小企業金融円滑化法の見直し。

■消費税

（民主） 2014年4月の消費税率の引き上げに合わせて、生活必需品にかかる負担増を軽減するため、低所得者への給付措置を実施。
2015年10月の再引き上げの際にも、確実に低所得者対策を行う。
住宅の取得については、税額が高額であることに加え、一時の税負担が大きいことから、2014年4月、2015年10月のそれぞれの引き上げ時に、影響を緩和・平準化する十分な対策を実施する。

（自民）経済状況を確認した上で8％消費税の実施を内閣が判断する。
住宅取得対応の対策を実施する。

（維新）消費税の地方税化・地方共有税（新たな財政調整制度）の創設

■諸税

（民主）自動車重量税、自動車取得税については、地方財政に配慮しつつ、負担の軽減、簡素化及びグリーン化の観点から、抜本的な見直しを行う。

（自民）自動車関係諸税については、国及び地方を通じた関連税制のあり方を総合的に見直す。安定的な財源の確保、地方財政への配慮の上に、簡素化、負担の軽減及びグリーン化の観点から、税制のあり方及び暫定税率を含む税率のあり方を総合的に見直し、自動車取得税及び自動車重量税について廃止を含め、負担軽減の方向で検討し、消費税率の8％への引上げ時までに結論を出す。

（維新）（記述なし？）
 
■法人税

（民主）（減税実施）

（自民）法人税については、国際的整合性及び国際競争力の強化の観点から、社会保険料を含む企業の実質的な負担に留意し、法人税を国際標準に合わせて思い切って減税。

（維新）法人税減税、再投資税額控除制度の導入→企業の国際競争力を確保。

■所得税
（民主）（増税実施）

（自民）所得税については、今回成立した税法に従い、具体的な措置について検討を加え、その結果に基づき、平成24年度中に必要な法制上の措置を講じる。

（維新）所得税減税→働き盛り世代の負担軽減、消費活発化。

■相続税

（民主）（増税基調）

（自民）資産課税については、今回成立した税法に従い、相続税、贈与税の見直しについて検討を加え、平成24年度中に必要な法制上の措置を講じる。

（維新）広く薄い年金目的の特別相続税を創設。


さて。まとめてわかったことです。

@kimutax やらないよりはマシかと。というかやると維新と民主と自民って何が違うのかよくわからなくなる。

— 富　ユタカさん (@lkj777) 12月 15, 2012

まさに、そのとおりでした

税制については
・消費税増税は避けられず（自民は景気の動向を見て実施時期を内閣が検討するとは言っていますが）
・法人税減税により国際競争力の強化と雇用の創出を
と、各党似たりよったりです。

増税問題が解散の引き金になったはずなのですが…。
選挙直後に現実の税制改正が控えていることもあって、思い切ったことが言えないのでしょうか。
踏み込み不足の感は否めません。。。

そして、維新のマニフェストはあまりにもざっくりしすぎ。
「政治家は方向性を示すだけでいい」と石原氏は仰っているようですが。
単に時間不足だったのかな(^_^;A

とにかく、税に携わるものとしては、肩すかしなマニフェストでした

φ(．． )今日の税理士事務所のぶつぶつ

ふぅ〜。自民党政権公約のPDF、単語検索できなくて、特定の情報を収集するのにめっちゃ苦労しました〜。
11月公表された公約（案）は文字データになっていたので、そちらのほうで税制とかピックアップできたけど。

自民党政権時代、税制改正大綱のPDFが文字データじゃなくて画像データだったので、毎年読むのに苦労したのを思い出したよ。

「拾い読みじゃなく、全文読みなさい！」ということなんですかね〜。

(*´ｪ`*)今日のカフェ

広島に行ったときに、必ず立ち寄る珈琲専門店があります。





美人（可愛い系）の感じの良い姉妹が経営されています。
同じフロアに自家焙煎工房もあるので、豆が新鮮。炒りたて・挽きたてです。

自家製のパンやお菓子もレベルが高いです。
今回は、サクサクのクッキーを頂きました！



奥がココア、手前がシナモンです。
一口サイズのクッキーって、
コーヒーと交互に味わうのにちょうどいい「あて」なんですよね。
もっと他のカフェも、イートインメニューとして置くといいのにな♪

東京にあったら、週に何度も通ってしまうだろうなぁ…



私の好きなカフェの特徴
インテリアがウッディ／ストレートの珈琲が美味しい／豆がその場で購入できる／気の利いたデザートがある／お店の方の感じが良い／清潔／基本的に店内は静か。

そのすべてを満たしている広島の名店です。