キムラボ〜税理士 きむらあきらこ(木村聡子)のセルフコントロール研究所

「あなたの1日は27時間になる。――「自分だけの3時間」を作る人生・仕事の超整理法」(ダイヤモンド社)著者で税理士の木村聡子(きむら・あきらこ)がお送りする、バーチャルな研究所。時間・行動・お金のセルフコントロールに関する情報を中心にお届けしています!おそらく、日本で一番年間移動距離の長い、旅する税理士でもあります。

このたび、新しいブログを立ち上げました。今後はこちらで更新をしてまいります。
 https://akirako.jp/
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ご訪問、ありがとうございました。


日刊 > 日々のヒント

こんにちは!木村聡子(@kimutax)です。風がだいぶ心地よく感じられるようになってきましたね。

さて今日の暮しの手帖社風「仕事のヒント集」は…

2016年8月23日 嫌だと考えると、ますますおっくうになります。発想を変えて「楽しくできないか」考えるようにしてみましょう。

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豊田泰光さんとは


先日、豊田泰光さんがお亡くなりになりました。

豊田泰光さんは西鉄ライオンズ黄金期を支えた名選手で、清原和博選手(当時西武)に破られるまで、高校卒の新人本塁打記録(27本)を持っていたことでも有名です。

選手引退後は野球評論家として活躍されましたが、非常に多才な方で、日経新聞のコラム等で人気を集め、著書もいくつかあります。その中でも「チェンジアップ人生論」は、野球に興味の無い人にもお勧めできる名著です。

豊田 泰光
日本経済新聞社
2006-04


野球選手・野球関係者が書かれた本で、万人にお勧めできる本はそうそうありません。非常に稀有な文才・表現力の持ち主でした。 

豊田泰光さんが、僧から学んだこと

 
さて、今日のお題はその豊田さんの「チェンジアップ人生論」の中から。
多くの人の行動のヒントになりそうな、ある考え方について。

豊田さんが新人の頃、先輩の荷物持ちをしていた時のエピソードです。新人3人で計20個ほどのバッグを運ぶから、大変です。時には先輩のバッグの中の持ち物を壊してしまい、怒られることもありました。

 だが、いちいち割れ物を気遣う余裕などない。扱いはどんどん乱暴になった。駅の階段をすべり落ちた荷物が、通行中のお坊さんを直撃しそうになったことがあった。慌てて駆け寄り「西鉄ライオンズのものですが、なにせこの状態で」と謝ると、僧は怒りもせず
「豊田君、これを楽しくする方法はないものかのう」と言って去ってしまった。

(略)

「そうだ、これこそいいトレーニングじゃないか」

 河村と西村もぴんと来たらしく、我々は先輩の荷物を奪い合うようにして運んだ。体を均等に鍛えるために左右で持ち替えるなど工夫した。

 すると先輩の態度も変わり、「ご苦労さん」とタクシー代をくれるようになった。嫌々やっているうちはこちらもいい運送屋とはいえなかったが、荷の扱いがよくなり先輩も気持ちがよくなったのだ。

 楽しくできないか――。思えばあの僧はよい「公安」を与えてくれた。楽しもうという気持ちさえあれば、雑役すら意味を持ち得ると悟った。


私たちは常日頃から、嫌なことから逃げたり、後回しにしてしまいがちです。

それはそのことに対し、「いやだ」「辛い」「おっくうだ」というマイナスのイメージしか持つことができず、そこから逃げてしまうからです。

この豊田さんの荷物運びのエピソードから学ぶことができるのは、
逃げたいことについて意味を見出し、
そこにプラスのイメージを持たせることで、
嫌なことも「楽しみ」に変換できるということ。

こんな風に、自分の生活にも取り入れることができる!


例えば
ダイエットは辛いけど、お腹が減ってきたら
「お腹がなるのは、脂肪が少しずつ薄くなるサイン」
と思うようにしてみる。

徒歩での外回りはしんどいけれど
「いや、お金と時間のかからないジムのようなもんだ」
と思うようにしてみる。

難しいExcelの作表を頼まれたら
「おっし!この機会に新しい数式を5つ覚えたろ♪」
と思うようにしてみる。

めんどうな確定申告は
「お小遣い(還付金)稼ぎだ!」
と思うようにしてみる。 

このように、自分の仕事や生活にも、とても取り入れやすい考え方です。

まとめ


何事についてもプラスのイメージを持つことは、誰でもいつでもできるはず!
何かから逃げたくなった時は
この豊田さんのエピソードを思い出すようにしたいですね

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木村の「経営のヒント集」は、気張った言葉ではなく、自分の実体験や経験にもとづくささやかな経営上の「ヒント」を書き続けていきたいと思っています。今後もどうぞよろしく(^^) 

※昨年の12/11に私の2冊目の著書が発売されました!書店などで見かけましたら、手に取ってちらっと読んで頂けるだけでも相当嬉しいです       
 

この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

木村聡子
年間移動距離日本一(推定)の旅する税理士。ビジネス書作家。バブル崩壊をきっかけに、1993年(27歳)資格取得を決意。フルタイムで働きながら、実務経験ゼロ簿記知識ゼロからスタートし短期間で税理士試験合格。1998年(31歳)税理士登録。2000年(34歳)木村税務会計事務所創設。ブロガー税理士の草分け的存在。資格取得時に身につけた仕事術・時間術を駆使し、セミナー講師や広島カープの応援で日本全国を駆け回る。実務誌ほか執筆実績多数。著書に「注文の多い料理店の消費税対応」(中央経済社)、「あなたの1日は27時間になる。」(ダイヤモンド社)。


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