キムラボ 〜 きむらあきらこ(木村聡子)のセルフコントロール研究所

「あなたの1日は27時間になる。――「自分だけの3時間」を作る人生・仕事の超整理法」(ダイヤモンド社)著者で税理士の木村聡子(きむら・あきらこ)がお送りする、バーチャルな研究所。時間・行動・お金のセルフコントロールに関する情報を中心にお届けしています!おそらく、日本で一番年間移動距離の長い、旅する税理士でもあります。

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木村聡子の最新自主開催セミナー情報!

商工会議所講師・満足度アンケート3位。税理士ブロガーの草分け的存在であり、ビジネス書著者でもある木村がお送りするセミナーだから、分かりやすには定評あり。しかも、超実践的!
11/21午後 東京 フリーランス向け確定申告セミナー会計ソフト入力&申告書作成強化版
12/2&9午前 東京 逆算手帳(A)ビジョン作成ワークショップ
12/2午後 東京 逆算手帳(B)プランニングセミナー
12/3&10午前 東京 逆算手帳(A)ビジョン作成ワークショップ
12/3午後 東京 逆算手帳(B)プランニングセミナー
12/4午後 東京 税理士ブロガー向け「税金ネタをブログ記事にする方法教えます!」
12/8夜 オンラインZoom 逆算手帳(B)プランニングセミナー
12/9午後 東京 逆算手帳(C)ガントチャート活用セミナー
12/10午後 東京 逆算手帳(D)デイリー・ウィークリー活用セミナー
12/12夜 オンラインZoom 逆算手帳(C)ガントチャート
12/15夜 オンラインZoom 逆算手帳(D)デイリー・ウィークリー活用セミナー
(残席2)12/19午後 東京 士業向け「Facebookページ活用法」セミナー
12/29夜 東京 逆算手帳ユーザー2018年望年会

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こんばんは!時間・行動・お金をセルフコントロールする術を、毎日ブログでお伝えしています。税理士で逆算手帳・第0期認定講師の木村聡子(@kimutax)です。三連休の最終日は、自宅で今後の自主開催セミナーの準備をしていました!

さて今日は、久々に本の紹介です。ちょっと古い本(2008年)なのですが。中古と電子書籍、文庫で入手可能です。

STUDY HACKS!
小山 龍介
東洋経済新報社
2013-05-02


先日、資格試験受験生向けのセミナーを企画したいと思い立ち、勉強法の本ということで、役立つ部分があるかしら?と思い、久々に書棚にあったこの本を読んだのですが、読んでいて途中から、声を大にして言いたくなったことがありました。それは・・・

「税理士受験生は、この本を読むべきだっ!!!」

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STUDY HACKS!の目次と内容


1 ツールハック ―機能と形態
2 環境ハック ―身体と環境
3 時間ハック ―すきまとながら
4 習慣ハック ―愛着と定着
5 試験ハック ―選択と集中
6 語学ハック ―リズムとゆらぎ
7 キャリアハック ―STUDYとSTUDIOUS 

再読している最中から、税理士試験の受験生に向けて、この本の感想文を書きたいという心境に強く至りました。

今回は

●黒字 …STUDY HACKS!に書かれている内容
→青字 …解説
→赤字 …私が受験生時代にやっていたこと(きむらHACKS!)

で、受験勉強に役立つノウハウを書きました。
あまりにリキ入れて書いたため、文章量がいつもの何倍もあります。

Chapter1 ツールハック


●聞いて見たときは20%、話合ったときは40%、体験したときは80%、教えたときは90%。

→このパーセンテージは理解度のこと。つまり、他人に教えるともっとも理解度が高い。

→消費税の受験をしているとき、学校で教わったことを、事務所の同僚に積極的に披露していました。また、学校のクラスでも仲間内の「教え役」だったかも。頭の中で理解したことを声に出すことで、定着も良かったように思います。


●図解を切り取って手帳に貼って自分辞書を作る。

→専門誌の図版を切り抜き、ノートや手帳に貼り付け、図版による「自分辞書」を作り上げる。

→教科書の図表やまとめページで「これだ!」というものを縮小コピーし、A5サイズくらいのノートにスクラップ。勉強できない忙しい時期などは、すきま時間を利用し、このノートを見ながら、知識を忘れないようにしていました。

Chapter2 環境ハック


●お気に入りの喫茶店を勉強部屋にする。

→いつも知らない人が出入りしているという緊張感は、シータ波(脳が情報収集をしているときに出る脳波)の誘発にはプラス。

→著者の小山さんのオススメの喫茶店は、渋谷の羽當。私は、税理士受験生当時は、渋谷のBunkamura「ドゥ マゴ パリ」で、毎週末理論暗記をしていました。

ものすごくアカデミックで勉強する気になる、でも長居できてせいぜい2時間くらいという雰囲気から、理論暗記が進みました。また、「ドゥ マゴ パリ」に毎週行くのが楽しみで、勉強も苦痛に感じませんでした。


●その分野のメッカと呼ばれているようなところに行って勉強する。

→その分野のメッカに来たという興奮が、モチベーションアップにもつながる。

→メッカかというとちょっと違うかもしれませんが、受験1〜2年目は、よく広尾図書館に行きました。これまたアカデミックな雰囲気で、自分が賢くなったような錯覚に陥り、また、電卓使用可能だったこともあり、周囲は税理士・会計士受験生も多く、隣の人が税法を勉強しているのを横目で見ては

「あー、早く自分も法人税とか勉強したーい!」

と、かなり刺激を受けました。


●香りで集中力をコントロールする。

→柑橘系のオイルを焚くと、気持ちがシャキッとする。ゆっくり眠りたいときは、ラベンダーへと切り替える。

→これは税理士受験生時代のエピソードでないのですが、今、アロマを愛用しています。

ところが、職場などでアロマを焚くと、香りが苦手な人には大迷惑。そこで、本書でも紹介されている、ロールオンタイプのアロマを2〜3種類携帯。

 いらいらしたとき・緊張したとき → リラクセーション
 集中したいとき → スタディ
 ここぞ!というとき → パワー

こんなかんじで、使い分けています。そうすると回数を重ねるごとに、その香りをかぐとすぐ、その「モード」に入っていけるようになっていきます。不思議!


●部屋の照明を落とす。

→白熱電球の暖かいオレンジ色の光のほうが、集中して勉強できる。

→受験中も今でも、私の部屋は、勉強(仕事)時は、オレンジ色の間接照明+机の上だけデスクライト。余計なものが視界に入りにくいのがいいのかも。視力に良いかどうかは別ですが・・・。


●締め切り効果を使った図書館活用法。

→閉館時間が決まっているので、これが締め切りとなって、効果的なラストスパートをかけることができる。

→受験時代から超朝型で、残業がなければ夜8時に寝て午前2時に起き、それから朝7時まで勉強していました。こうすると、エンドの時間(朝7時には出勤に向けて準備を開始しなくてはならない)が明確なので、集中力が増します。逆に夜だと、なんとはなしに時間を無制限に感じ、だらだらしてしまうもの。

同じような効果は、ノマドワークなどの時に、フル充電したパソコンを電源ナシで使うことでも、得られますね。

Chapter3 時間ハック


●短時間勉強だからこそ引き出せる集中力。

→社会人は勉強時間が少なくハンデか?いや、それを逆手にとって、長時間勉強しているとどうしても出てくる「中だるみ」の問題を避けるようにするのです。

→税理士試験受験生当時
「どんなにがんばっても、一日5〜6時間の勉強が限度。10時間以上勉強に費やせる受験専念組に、どうすれば勝てるのだろうか?」

と悩んだことがありました。しかし、心配はご無用だったのです!

10時間勉強時間に割くことができるる人は、効率の悪い学習法により10時間を間延びして使ってしまう傾向があります。たとえば、問題集はぜんぶ解き直しする、ノートは手書きできちんと書く、強弱つけずにぜんぶの論点をおさえようとする…。

時間がない人は反対に、メリハリをつけた学習を行ないます。そうすると、逆に理解度も増し、弱点も克服し、結果として、10時間勉強する人よりも、上を行くことができるのです。


●すきま時間を活用する。

→どんな忙しい人でも、通勤時間、待ち合わせの待ち時間、食事の時間、就寝前など、すきま時間はある。

→私は通勤・移動・食事(昼休み)の時間は、ぜんぶ勉強に当てていました(受験時代末期には、お風呂の中でも勉強していました)。

また、理論暗記はすきま時間にだけ行なおうと自分にプレッシャーをかけていたので、すきま時間を探すのに必死になりました。結果として、一日にまとめて1〜2時間、年間にして数百時間、理論暗記の時間を確保することができました。


●講義を受けて強制的に勉強する。

→講義はいわば、強制的な自分へのアポイント。

→私自身、通信教育も経験しましたが、よほど意志の強い人でないと教材がたまっていく一方。やはり、「行かねばならない」という環境を作り出すためには、通学を選択するのが無難。

後述の「人脈づくり」のためにも、通学したほうが良いと感じました。


●年間計画を立てて(時間の)「積立預金」をする。

→年1000時間→月84時間→週21時間→平日2時間+土日5時間

→「なんとなく大丈夫なような気がする」という漠然とした気持ちを確信に変えるのも、この逆算思考

私は最後の年に、財務諸表論と法人税を受験。「働きながらではそれは無理」と言う人もいましたが、ブレイクダウンをした結果、十分な勉強時間が確保できると分かっていたので、自分では絶対的な自信がありました。


●シナジー効果。

→ある2つのことをやるのに、別々にやるのではなく、そのあいだに相乗効果が生まれるような方法を考える。

→これは意図してやったわけではないのですが、消費税法を勉強していたときに、学習が進むほど実務に役立ち、仕事にも効果を発揮し、事務所の同僚からは「消費税のことは木村に聞け」と言われるほどになり、ものすごくノリノリで勉強できました。

このことから、受験しやすいと言われているミニ税法(地方税法や国税徴収法)を選択するよりも、税理士事務所勤務の方は、国税4法(法人、所得、相続、消費)を勉強すると、シナジー効果が期待できるかもしれません!

Chapter4 習慣ハック


●根性で勉強しない。

→根性に頼らず、つい勉強してしまうような仕組みを取り入れる。

→「速攻チェック」というミニ問題集を解く際に、レーズンチョコレートを用意。1題解くごとに1粒食べてました(なんと受験生当時の私はお酒が飲めず、甘いものが大好きでした!)。

「チョコレートを食べたい!」と思うと、自然と問題を解くスピードも増したものです。
食いしん坊さんには効果大!


●勉強仲間を作ると途中で挫折しにくい。

→メーリングリストやSNSを活用するという手も。

→私の受験当時は、PC−VANの「ザ・国家試験」というSIG(シグ)で情報交換をしていました。今だと、ブログで受験勉強の記録を公開したり、SNSのコミュニティを活用するなど、色々な方法がありそうですね。

また、通学すると、必然的に勉強仲間ができます。この点でも、通学は効果大。ただし、足を引っ張る悪友を作らないようにご注意を。


●極上のスイーツを食べる。

→小さなご褒美も、勉強へのモチベーションに。

→受験時代は科目合格するたびに、自分へのご褒美ということで、年末のボーナスでアクセサリーを買っていました。それは今でも大切に持っていて「あ、これ、簿記論の指輪。これは、法人のピアス」などと、愛着があります。ものすごいモチベーションになりました。

Chapter5 試験ハック


●問題集は答えから先に読む

→問題集をやる前に解答を読み、問題の出題傾向を把握し、どんな勉強をしていくべきか検討する。

→簿記論の受験のときに「総合問題集の3度解き」というのをやりました。2回目くらいからは解答がうっすらと記憶に残っているのですが、ようは「正解の導き出し方」を覚えればあとは応用がきくのです。ただし、最初は制限時間の100%→2回目は75%→3回目は50%で解くようにしました。

体と脳が「正解の出し方」を覚えるので、計算の総合問題の演習には、オススメの方法です。


●正解した問題は二度とやらない。

→正解した問題は、すでに正解するだけの力があるわけですから、もう一度解くのは時間の無駄。

→個別問題集には、「3度解き」をするべく、チェックボックスが3つあったけれど、なんせ時間的に制約のある社会人なので、個別問題は正解したら、私も二度と見直しませんでした。

逆に、間違えた問題は執念深く「3回続けて正解を出すまで解き直し」していました。結果的に、弱点を徹底的に強化したのが良かったかも。


●ワンポケット原則に基づく教科書の使い方。

→ワンポケット原則とは、書類を複数の場所に散乱させずに1ヶ所=ワンポケットにまとめるという方法。勉強の場合のワンポケットは、教科書。

→よく「間違いノート」を作る人がいますが、私は間違えた個所は教科書に星型のシールを貼って間違いノート代わりにしていました。ノートを作る手間はかからないし、本番直前は、星の数の多いところを重点的に見ることで、とても効率的に復習ができました。


●覚えたことはできるだけ忘れる。

→水が漏れるよりも多く、水を入れていくことに集中。

→税法の理論暗記を始めたばかりのときに、苦しい思いをして暗記してもすぐ忘れるので、暗記がいやになり、受験専門学校の講師に泣きついて相談したところ

「忘れてもいいんです!忘れることを恐れないで、どんどん暗記してください!忘れる・覚えるを繰り返せば繰り返すほど、定着しますから!」

この言葉を聞いてからは、臆することなく暗記に邁進することができました。今から思えばこの講師の言葉も、「水が漏れるよりも多く、水を入れよう!」ですね!

Chapter6 語学ハック


●たった1000語でも英会話はできる。

→1000語といえば、中学英語レベル。なぜ、こんな少ない語数でも会話ができるのか。それは英語が、簡単な言葉の組み合わせによって成り立っているから。

→税理士試験の問題も、よく見ると、基礎的な論点でほとんど構成されていて、複雑論点・上級論点はわずか。

そのわずかな複雑論点・上級論点のマスターに時間を費やすよりは、基礎的な項目を落とさないようにがっちり勉強したほうが効果的。

Chapter7 キャリアハック


●勉強で広げる人脈。

→勉強で得た人脈は利害関係が絡まないので、非常に強い結びつきになる。

→実際に私もそう!よく仕事は「独立したら孤独」などと言われますが、その時に受験時代に築いた友情は大きな支えになります!


●師匠を持つ

→「ああいうふうに仕事をしたい!」という仕事のロールモデル(お手本)を持つ。

→勤務していた事務所に有資格者の素敵な女性がいたのですが、試験を乗り越え活躍している方と実際に机を並べて仕事をしていることが、とても励みになりました。

また、このように身近な同僚が税理士だったので、図々しくも「自分だって、ムリじゃない」とも思えるようになりました。


以上、ドバーっと、書きましたが、これは89のHACKS! のなかのほんの一部に過ぎません。きっと、他のHACKS! の中からも、読んだ人それぞれに適合した勉強法を見出すことができると思います。

というわけで、税理士受験生の皆さん、他の受験生の皆さん、このSTUDY HACKS!を読み、そして、創意工夫しながら、ワクワクするような受験環境を、自らの力で作り出してみてください!

特に受験勉強に疲れていたり、スランプに陥っている方にはオススメです。学ぶことが楽しくなる工夫がいっぱいですよ!

あとが記


それにしても、ノートPC、ブログ、SNS、メーリングリスト、wiki、、、これらを活用した勉強法のHACKS! を見て、自分の受験時代からの隔世の感を、改めて強く持ちました。今の受験生は、こういったものをうまく使いこなす人と、そうでない人の間で、きっとおそろしく差が出るんでしょうね。そしてそれは、仕事にも言えることだと思うのです。


※私の2冊目の著書です。ありがたいことに、韓国でも翻訳出版されました!2/11にはオーディオブックも出ました。今年は3冊目の著書を出すべく、準備中です。

この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

木村聡子
年間移動距離日本一(推定)の旅する税理士。ビジネス書作家。バブル崩壊をきっかけに、1993年(27歳)資格取得を決意。フルタイムで働きながら、実務経験ゼロ簿記知識ゼロからスタートし短期間で税理士試験合格。1998年(31歳)税理士登録。2000年(34歳)木村税務会計事務所創設。ブロガー税理士の草分け的存在。資格取得時に身につけた仕事術・時間術を駆使し、セミナー講師や広島カープの応援で日本全国を駆け回る。実務誌ほか執筆実績多数。著書に「注文の多い料理店の消費税対応」(中央経済社)、「あなたの1日は27時間になる。」(ダイヤモンド社)。
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