キムラボ 〜 きむらあきらこ(木村聡子)のセルフコントロール研究所

「あなたの1日は27時間になる。――「自分だけの3時間」を作る人生・仕事の超整理法」(ダイヤモンド社)著者で税理士の木村聡子(きむら・あきらこ)がお送りする、バーチャルな研究所。時間・行動・お金のセルフコントロールに関する情報を中心にお届けしています!おそらく、日本で一番年間移動距離の長い、旅する税理士でもあります。

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こんにちは!時間・行動・お金をセルフコントロールする術を、毎日ブログでお伝えしています。税理士の木村聡子(@kimutax)です。  

今日は東京はめちゃくちゃ暖かいです…。外を出歩くのに、完全にコートが荷物になっております…。



さて、私はプロ(専門家)である友人にものを尋ねるときに、心がけていることがあります。
同時に、私が友人から税務や会計について尋ねられたときに、心がけていることもあります。



著書の記述について、友人の社労士さんに質問をしました


今日は友人の社労士さんと、ランチをしてきました。



私の本「あなたの1日は27時間になる。」の中で、「前業(始業前に仕事をすること)」について書く際、労働法規からみて
 
・始業前に仕事をしても残業代はつくものなのか
・深夜割増がつくのは、朝何時までなのか

などなど、いくつか確認したいことがありました。もちろん自分で調べ一定の答えは出していましたが、本にするにあたってでたらめを書くわけにはいきません。専門家から確証を得たいという気持がありました。

そこで、この社労士さんに質問をしました。彼女は実は、私の会計事務所時代の同僚でもあり、私が独立開業して最初の従業員でもあり、今では仲の良い友人でもあります。

でもその後、社労士試験に合格し、その仕事をなりわいとしているわけですから、彼女にタダで質問するわけにはいきません。

「報酬を請求してください」

とお願いしました。でも、彼女から「代わりにランチを奢ってくださいよ」と代案が出され、それで今日は、お礼のランチをしてきたというわけです。

プロ(専門家)である友人にものを尋ねるとき、心がけていること


私が、士業に関わらず、プロ(専門家)である友人にその専門知識に関することを尋ねる時は、必ず
「報酬が発生する場合は、遠慮なく請求してください」
と言うようにしています。それが当たり前のことだし、礼儀だと考えているからです。

かなり前に、この記事がネットで話題になりました。
どうしてプロに無償で仕事依頼しちゃダメなのか - 原価のある、時間 - What a strange world it is.

この記事からの一部抜粋です。

美容師に「ちょっと軽く切ってくれない?」
ミュージシャンに「新しいCDちょうだいよー」
イラストレーターに「HPのイラスト描いて」……

「友達だから」「ちゃちゃっとテキトーでいいから」などを理由に無償で頼む人はとても多いですが、基本的にはダメです。
親しい間柄で、たまたまタイミングが合った時や結婚式など特別な時にはむしろ喜んでやってくれることも多いですが、その他の場合には承諾してくれたとしても内心あまり良くは思っていないと考えた方がいいです。
「友達だからこそ断りにくい」「有償にしてとは言い出しにくい」と、相手を悩ませています。

この例と同じように、一見仕入の発生しない(原価のかからない)、専門知識を飯の食い種にしている職業の方は、友人や知人や身内から無償を前提として質問や相談されやすく、多かれ少なかれ悩んだことがあるのではないでしょうか。

これが飲食店や、ショップ経営だと
「タダで食べさせて」
「タダでこれちょうだい」
と言われない(言われにくい)わけですし。

私自身も以前、かなりつっこんだ税金の質問を気軽にされ、多少面食らったこともあったのと、

・知識を習得するのに、時間やお金、その他色々な投資をしていること
・その人の仕事の妨害になりかねないこと(有償でサービスを受けている顧客に迷惑がかかる場合がある)
・無償で提供を受ける知識やサービスは、しっかりしたものでないことが多いこと(中途半端な回答を得るくらないなら、お金を払ってでもしっかりした知識を得たい)

こういった理由から、私は必ず
「報酬が発生する場合は、遠慮なく請求してください」
と言うようにしています。
同じ理由で「お友だち価格でお願い」と甘えることも、友人に迷惑をかけますから、絶対にしません。

私が友人から税務等について尋ねられたとき、心がけていること。というか無償と有償の線引き。


ところで、私は友人から税務等について質問を受けた場合     
 
・その友人と一緒に時間を過ごしている最中に、質問を受けた
・その質問は調べなくても(もしくはちょっとその場で調べれば)答えられる
 
こういった類の質問であれば、時間も手間も奪われるわけじゃありませんから、その場で無償で答えるようにしています。

ネットで検索すればわかるくらいの知識――たとえば「年収いくらくらいまでなら、扶養親族になるの?」「マイナンバーを会社に知らせると副業バレするの?」(ま、これは簡単すぎる例ですが…)――こういった質問に対して、いちいち目くじらたてるのも、なんだかな〜と思うからです。

それに、私の仕事上の価値は、そういった知識の断片ではなく、
 
・課税所得を計算し、税額を出し
・税額が高すぎる場合には、具体的かつ可能な軽減策を個別に提案し
・継続企業として財務面から経営者とともに戦略を考える
 
ということですから。

だから友人でも、具体的な税額計算をしてくれと言われたら
「そこからは、有料だよ〜(にっこり)」
と、言います(きっぱり)。

というわけで、友人のみなさまには、持っている知識程度のことであれば、気持ちよく回答させて頂きます。

ただし、できれば一緒に遊んでいる時などに、ご質問をお願いします。業務時間中にFacebookやLINEで質問を受けた場合には、その時間帯はお客さまにコミットしたいので、速レスは保証できません(微笑)。回答も仕事優先になるので、期限はお約束できません。

同業者からは異論があるかもしれませんが、これが私の現在のスタンスです。

最近は友人から質問を受けた場合、許可を受けてブログ記事にすることもあります。すると友人は喜んでくれるし、私はブログネタに困らないどころか、「納税者の方は、こういうことを知りたいのか!(目ウロコ、ポロー)」と勉強になるし、同じような質問を別な人から受けたら次からはそのブログ記事のURLを相手には教えればいいし。

これぞWin×Winだと思っています(笑)。

まとめ


友人である専門家にものを頼むときは、タダで頼まないようにしています。
私自身は、持っている知識をその場で回答して済む程度であれば、無償で答えるようにしています。
なぜなら、自分の価値は一般的な知識ではないと思っているからです。
それに、時には回答をブログ記事にすることで、自分自身の知識のまとめや「コンテンツ」となり、それは自分の財産にもなります。
 

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この記事を書いた人:木村聡子(きむら・あきらこ)

木村聡子
年間移動距離日本一(推定)の旅する税理士。ビジネス書作家。バブル崩壊をきっかけに、1993年(27歳)資格取得を決意。フルタイムで働きながら、実務経験ゼロ簿記知識ゼロからスタートし短期間で税理士試験合格。1998年(31歳)税理士登録。2000年(34歳)木村税務会計事務所創設。ブロガー税理士の草分け的存在。資格取得時に身につけた仕事術・時間術を駆使し、セミナー講師や広島カープの応援で日本全国を駆け回る。実務誌ほか執筆実績多数。著書に「注文の多い料理店の消費税対応」(中央経済社)、「あなたの1日は27時間になる。」(ダイヤモンド社)。
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